捩じ伏せたい、狂わせたい3


彼はもう諦めたのか、はたまた堕ちてしまったのか。
素直に僕のペニスを銜えると一生懸命舐め始めた。
彼のフェラチオはたどたどしく、格別気持ちがいいというわけではなかったが、僕はただ彼の中に入りやすくするために濡らして欲しかっただけなので十分に濡れたのを確認するとすぐに彼の口を開放してやった。
良くできましたと頬を優しく撫でてやり、ついでだから拘束も解いてやる。

「もう、欲しいでしょう?」
「ぇ、え…?」」

何がなんだか分かっていない彼に僕はにっこり笑いかけて。
ピタッとアナルにペニスの先端を押し当てた。
それを見て彼は小さく息を飲む。
ハッ、ハッと息が荒い。
きっと彼は今から犯されることを考えて興奮しているのだ。
入り口も欲しいといわんばかりにひくついて、僕を誘い込もうとする。

「欲しかったら入れてあげます、いらなければそれでもいいですが」
「あ、ああ、うぅ…」

彼はぎゅっと目を瞑って、弱弱しく首を振った。
いらない、ということかと思って僕は腰を引きかける。
しかし、彼は「待って」と言って僕の腰に足を絡み付けてきた。
何か言いたそうな彼の顔を覗き込んで「何ですか?」と問いかけると、漸く彼は重たい口を開いた。

「ほ、しぃ…ッ!う、ああ――――っ!」

素直に言えた褒美だとばかりに僕は濡れそぼったアナルにペニスをねじ込んでやる。
ずるり、と卑猥な音を立てて彼は僕を飲み込んでしまった。
おそらく初めてなのに、こんなにすんなり入ると思っていなかった僕もびっくりだ。
彼は荒く息を吐きながら圧迫感に耐えようと必死になっていて。

「どうですか、先生?」
「おなか、苦し、よぉ…!」

涙を流しながらそういう彼をもっとよがり狂わせたくなって、僕は腰を緩やかに動かし始めた。
暖かくぬるつくソコは僕を心地よく締め付け、奥へと誘い込んでくる。
奥を突くたびに彼は艶かしい声を上げて体を震わせた。

「気持ち、イ…!嘘、だろぉ…!!?」

ぶるぶると震えながら彼は自分の体が信じられないとばかりに一人呟く。
そんな姿を見て僕が興奮しないはずが無い。
腰の動きを早めて、先ほど探り当てた彼の良いところを抉りあげた。
ぎゅうっといきなり締め付けが強くなり、彼の声も甲高いものに変わる。
反り返ったペニスは揺さぶられるたび腹に当たってぺちぺちと音を立てていて。

「やらああぁぁあ!壊れちゃう…!」

よく見ると床に爪を立てて彼は大きすぎる快楽に耐えていた。
こんなことで爪が割れたらかわいそうだと、僕はその手を取って自らの肩にまわしてやる。
そうすると彼はぎゅっと僕にしがみついてきた。
よっぽど何かにすがりつきたかったのだろう。
彼がしがみついてくれたおかげでより密着して、腰を打ち付けやすくなった。
激しく中を犯してやると、次第に中が痙攣してくる。

「こい、ずみぃ…!イきた、ぃ…!」
「あぁ、そういえば出せなかったですよね」

僕がわざとらしくペニスとなぞり上げてやると、彼はがくがくと震えて耐えることしか出来ないようだ。
尿道口はパクパクと開いたり閉まったりし、精液を吐き出したいとばかりに震えていて。

「お、ちん、ち…壊れちゃうぅ…!出したい、出したい…!」
「何が出したいんですか?」
「精液、出したい…!古泉、こいずみぃ…」

助けて、と彼は僕のブレザーの胸元をぎゅうっと握り締めて涙をこぼした。
もう、本当に限界なのだろう。
パンパンに膨れたペニスは腹に付きそうなほどに反り返っている。
僕は彼の前髪をかき上げて額にキスをすると、ペニスのゴムに手をかけた。

「一緒にイきましょうか、先生」
「ううぅ、あう!ひん!早く、早く…」

僕の腰に絡めた足が、腰の動きに合わせて動いている。
まるでもっと奥まで突いて欲しいとばかりに、力をこめて。
あまりにも卑猥な彼の動きに僕はにっと笑ってしまう、可愛くて仕方が無い。

「この淫乱」

そう耳元で呟いて、僕はゴムを勢いよく外してやった。
抱きしめていた彼の体が腕の中で信じられないくらい反り返る。

「ヒグッ!?あ、アアアァァアアアア―――ッ!」
「ん、く…」

細い体が折れてしまうのではないかというくらい体を震わせて、彼は果てた。
僕もその体を抱きしめて中に吐精する。
白い液体を神聖なブレザーに撒き散らして、彼は糸の切れた操り人形のようにその場に崩れ落ちた。
射精の余韻からか、時折ひくっ、ひくっと体が震えていて、少し痛々しい。
僕はゆっくりとペニスを引き抜くと、力なく横たわる彼の足をもう一度大きく開いてやる。
またするのかと恐怖に引きつった顔に苦笑しながら僕は「これでおしまいですよ」と言って安心させて。

「そのかわりに」

そういってポケットの中から携帯電話を取り出すとカメラ機能を起動させて、パシャリと彼の卑猥な姿をカメラに収めてやった。
驚いて足を閉じようとする彼を押さえつけてさらに何枚か撮影する。
満足した僕はまた泣き出した彼の上から退き、ティッシュで事後処理を始めた。
腹にかかった精液を拭ってやって、中に出した精液もかき出してやって。
最後に衣服を整えてやると、いつも通りの彼に戻った。
僕もすばやく制服を着込むと机に戻って荷物の整理をする。
そしてかばんを持つと彼の元に戻って抱えあげた。

「痛、い」
「すみません」

体を起こしてやると一言だけ彼は呟く。
確かにひどく犯したから体が痛むのは当然だろう。
僕は彼の体を支えてやるとゆっくり立ち上がり、図書館を後にした。

もちろん、鍵を閉めるのも忘れずに。






続く


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