執務室にて


真夜中の執務室。
ロイは一人残業に励んでいた。
もちろん自分が仕事をさぼっていたから書類が溜まっただけなのだが。

なんでこんなに…

とイライラしてりた。

…とそこへ。


トントン…


真夜中に自分のところを訪ねてくるなど明らかにおかしいと思い、右手を掲げる。

「誰だ。」

ドアが控えめに少し開きエドが顔をのぞかす。
ほっとしてロイは手をおろす。

「あ…ごめん、忙しかった?」
「なぜ?」
「ちょっと声が不機嫌だったから…」
「こんな夜中に誰かきたら警戒するよ。何か用かね?」
「ん〜…明日の昼に出るからさ、ちょっと会っておきたかっただけ」
「そうか、少しだけ待っててもらえるかね?この書類、明日までなのだよ。もう少ししたら終わるから待っておいてくれ」
「分かった」

ロイはさっさと終わらせてしまおうと書類に集中しようとした。

しかし。


“かっ─かわいい!”


今日のエドはいつもの三つ編みではなくポニーテールだったのだ。

集中できない…。

忍耐のできない男というのはつくづく自分勝手である。
ロイに背を向けて立っていたエドを後ろから羽交い締めにしてソファに押し倒した。

「なっ…!?ちょっと書類…んっ!」

後ろからエドの耳を甘がみして両手を服の中に忍び込ます。
胸の飾りを攻める少しずつ固くなり、しまいには指で摘めるようになった。

「や──、あっ!」

両方の乳首を親指でグリグリと押しつぶす。
びくびくっとエドの体がふるえた。

「ロイ、あんた書類─!」
「我慢できなくなってね…何で今日は髪を一つに結んでいるのかね?」
「三つ編みが面倒だっただけ…だからなんだよぅ!」
「私には君が誘っているとしか思えないのだがね」
「何で!」
「気にするな。」

そういってエドの下半身に手をのばしズボン越しにソコを撫でる。

「ほら、君も興奮してるじゃないか」
「そんな、ちがっ──!」
「嘘はいけないね、嘘は」

そう言ってズボンのベルトをはずし一気に下着ごとズリおろした。

「あっ、やん!」

エドの幼いそれは勃ち上がってふるふるとふるえていて。

「ほら、こんなに気持ちよさそうにして。」

ロイはすっと手をのばしてエドのソレに愛撫を始めた。
恥ずかしそうにソファに顔を埋めるエドをロイはいじめてやろうと思う。

「先端が濡れてきた、ヤラシイ音がする」
「やっ、あっあ!」
「ヒクヒクしてきた…蜜も濃くなってきし限界が近いかね。」
「ロイの…バカァ、あっ、だめ!」

イく──!


そう思った瞬間ロイの手がソレから離れた。

「あっ──」

恨めしそうに振り返ってロイをみる。
ロイはニヤリと笑うとエドの髪をといた。
金色の髪がはらりと落ちる。
そしてヘアゴムをエドの根元に縛り付けた。

「やだぁ…なんでこんな」
「お仕置きだ」

え?と言う顔をエドがする。
自分がなにをしたか分かってないのだろう。

「君はさっき私に嘘をついたからね、その罰だ。」

そんなのむちゃくちゃだと反論しようとするが再び性器をつかまれて反論どころかあえぎ声が盛大に漏れる。

「きゃううっ!」

ぐりぐりと先端をいじられイけない苦しさともどかしさにエドは涙をこぼした。

「もっと気持ちよくしてやろう。」

そう言ってロイは前をいじりながらもう片方の手で後孔を刺激し始めた。
物欲しそうにヒクヒクしている後孔を探り当ていやらしいなとエドの耳元でつぶやく。
そのまま中に指を挿入した。

「あっ!」

エドの体が弓なりにしなる。

ロイに抱かれ続けてとても柔らかく変貌したソコはさらに2本の指を飲み込んだ。

「ひうぅぅっ!」
「いつからこんなにいやらしい体になったのかね?」

あんたがしたんだよ、クソ大佐!と叫んでやりたかったがそんな余裕はエドにはない。
今すぐにでもイきたいのにずっとせき止められ苦しさのあまりエドのソコは赤く腫れていた。

「ゴム…取ってよぉっ…イかせてぇっ!」

涙目でロイに懇願する。

「取ってください、だろ?」

そう言ってエドのソコを激しく扱いた。

「あっ──っ、やっ、言うからぁ!」


そう言って。


「ゴム…取ってください、早くっ、ロイの、エドのここに…っちょうだいっ!イかせてぇ!」
「エドは淫乱だな。」

そうつぶやきゴムをぐっと引っ張って戒めを取った。

「ひああぁぁぁぁっっ!」

びくっと体をふるわせ、エドは大量の蜜をソファにこぼした。
射精後の余韻に体をふるわせるエドは全身汗びっしょりになり、金色の髪が頬や額に張り付いていた。
ロイはそっと髪の毛を一つにまとめ後ろに一つに束ねる。髪の毛一本を引っ張られるだけでも感じてしまうのか小さくあえいだ。

「ぁっ…ロイのっ、まだもらって…ないよ…挿れて、一緒に気持ちよくなろ?」

そういって自らの腰を高くかかげて指で後孔を大きく広げた。
そんなかわいい仕草をされたらたまったもんじゃない。
エドの後孔にロイは自らのそれをあてがい一気に挿入した。

「きゃううっ!」
「くっ…っ」

そのまま激しくエドを犯す。
あえぎっぱなしの口からは唾液があふれ、見開かれた瞳からは涙がこぼれ、幼い性器からはだらしなく精液をこぼした。

「あっ、もう、だめぇ!イく、イっちゃうっ!」
「…っ」
「あああああぁぁっ!」


■□■□■□

「だーーーー!!大佐のクソ無能!!」
「すっ、すまない・・・」
「列車行っちゃたじゃないか!!なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ!?」
「いや・・・エドの寝顔が可愛くてつい・・・」
「つい・・・じゃねええぇぇ!!」
「あっ、兄さんここにいたの!?列車のりそびれたじゃないか!!」
「言うんならこの無能に言ええぇぇっっ!」

結局列車に乗りそびれたエルリック兄弟は二日後の始発の列車に乗って東方司令部をあとにした。





end



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