混ざり合う白濁
全く、なんでこんなことになっているんだ。


俺は部室のドアの隙間から中をのぞき込み、溜息をついた。
誰だ、文芸部室で不埒な逢瀬をしている奴は。
ここは確かに学校からは認められていない同好会以下の部活動ではあるが、集ってくる奴はいるんだぞ。
するんなら完全に使われていないような準備室かなんかでしてくれ、迷惑だ。

俺は気付かれないようにドアを閉めようとする。
しかし、誰かが俺が引いたはずのドアを押した。
振り向くと興味深げに中を覗く古泉の姿が。

「お熱いですね」

ニコニコしながらその様子を見ると、満足したのかそっと扉を閉める。
この状況だと部活動は無理だな、まぁ普段からまともな活動などはしてはいないのだが。
どうハルヒや長門、朝比奈さんに説明しようかと考えていると、古泉がいきなり俺の手を掴んで歩き出す。
何だ、何があったんだ!?
なんと声をかけても古泉から返事は帰ってこず、俺は不安になるばかりだ。
何か言ってくれ!

されるがままに古泉に連れ去られた俺は使われていない準備室に押し込まれた。
もしや、もしやもしや───!?


「するのならこういう使われていない部屋でして欲しいものですね」

困ったものです、だなんて苦笑しながら俺に覆い被さるな。
確かに俺も同意見だ、さっき同じことを考えたんだ。
しかしだ、俺はこれっぽっちもこんなところで事に及びたいとは思っていないぞ!?
怪しげな笑みを浮かべてジリジリ近づいてくる古泉に冷たい汗を流しながら、俺は必死で逃げる方法を考えてみる。
しかし、そんなもの思いつくはずもなく俺は古泉にはり倒されていた。

「待てっ、ふざけるな!俺はこれっぽっちもやる気はないぞ!」
「でも僕はやる気です」

だってさっきあんなもの見せられたんですから、僕だって大好きなあなたを抱きたいです、だなんてな、学校で言われても嬉しくないっ!
一万歩譲ってお前の家でとかだったらな、考えてやっても良いぞ。
でもな、デバガメとかおい、変態だろ!
俺がぐるぐる頭を回転させながら考えているうちに古泉はネクタイをゆるめてシャツのボタンを外していた。
そしてシャツの隙間から手を滑り込ませ、胸の飾りを摘む。
途端、ビリッ、と痺れるような感覚に襲われて俺は小さく声を上げた。

「あっ…!」

それに気をよくしたのか、古泉は俺のスラックスからなんと俺の息子を取り出してあああぁあ!
やめろ、やめてくれ!
しかし、もちろんやめるはずなく古泉はペニスの先端を抉る。
そうされると気持ちよくて、たまらずに俺は先端に透明な液体を滲ませた。

「今突っ込んだら怒りますか?」
「当たり前、だろ…!」
「残念です…じゃあこうしましょう」

そう言って古泉は自らのペニスを取り出して、なんと俺自身と一緒に握り込むと扱き始めたのだ。
おいおい、まずいだろ!
こんな、エロすぎだろ、倒錯的だろ!
変な気分になってしまう、古泉と俺のが擦れあって気持ちいい…!

「ア、アァア───!」
「これは、予想以上に興奮しますね」

そんなこと言いながら、何でお前の涼しげな表情は崩れないんだ。
でも、もうそんなの関係ない、どっちのものだか分からない粘液で裏筋同士が擦れあって気持ちよくてたまらない。
もう、限界だ。
俺は古泉の胸元をぎゅうっと握り、身を固くする。
すると古泉は俺の頭を引き寄せて抱き込んできた、ドキッとしてしまったのは秘密だ。

「もう、イク…!」
「僕も限界です、一緒に…」
「う、ん…!あ、ああぁあ!」

二つの体がびくっと震えて二人分の精液が古泉の手のひらの中で弾ける。
ハァハァと肩で息をする俺に向かって古泉は精液で濡れた手を突きだした。
二人分の精液が混ざり合って古泉の手を汚している。
古泉を見ると、にっこりと微笑んで再度ずいっと手のひらを俺に突きつけた。
おずおずと俺は舌を出し、ペロペロと舐めとる。

「いい子です…」

俺の頭を撫でながらうっとりとした目つきで古泉は俺を見ている。
俺自身も古泉に頭を撫でられるのが嬉しくて夢中になって精液を舐めとった。
そんなことをしていると、収まっていたはずの熱にまた火がつく。

あぁ、もう止まらない。



俺たちはどちらからともなく床に倒れ込んだ。







end



まだまだ終わらない。


あきゅろす。
無料HPエムペ!