媚薬をかくして


エドはフラフラとイーストシティの中央街を歩いていた。
なにか甘いものが食べたくなってしまったのだ。
キャンディにしようか、ケーキにしようか、はたまたドーナッツにしようかと悩んでいたその時。

エドの目に飛び込んできたモノ・・・。手に取ってみてみる。

「が・・・らな?チョコレート??」

聞いたことのない名前のチョコレートに興味を持ち、しばし考えた後エドはそれを購入した。
歩きながら我慢できなくなって袋を開けてチョコを一つ口に入れた。
とても柔らかいそのチョコは舌で押しつぶすと中からトロリと液体のようなモノが出てきてエドの口の中に広がった。
何かよく分からないけど非常に甘く感じるそのチョコをほおばりながらエドはロイの家に向かった。



相変わらず豪華な屋敷にたどり着きロイと面会をする。

「やあ、エド。ちょうどケーキがあるのだが食べないかね?」

とりあえず甘いモノなら何でも食べたいと思っていたエドは食べると返事をし、ロイの自室のソファに座る。
ロイはケーキと紅茶を取りに部屋を出て行った。
少し経ってエドは妙に息が上がり身体がほてるのに気が付いた。

この感覚には覚えがある。


ーーもしかして・・・媚薬っっ!?−−


でも前みたいにロイにこっそり飲まされた訳でもないしなにかそんなモノを食べただろうかと考える。
答えが出るのは早かった。
エドはあわててさっき購入したチョコの包みを取り出す。
よくよんでみるとそこには・・・・


※このチョコレートは媚薬効果のある菓子です。ご注意下さい。


エドはあんぐりと口を開けてただ呆然とその文字を見た。

「・・・ロイに気づかれたらヤバイ・・・!!」
「お待たせ、エド」

がちゃっと戸が開いてロイが入ってくる。
エドははっとしてチョコの包みをズボンのポケットにつっこんだ。

「?どうしたのかね」
「いやっ、何でもないから」

無理に笑顔を作ってロイをごまかす。

「・・・・エド、何かおかしくないか?」
「ほ、ホントなんでもないから!」

エドは何でもないと言い張ったがついには顔が紅潮し始め目も涙目になってきた。

バレバレである。

ロイはエドを押し倒し何を食べたのか問いつめた。
それでも必死の隠そうとするエドにさすがのロイもイライラし始める。

ふと、目を下の方に向けるとズボンからはみ出した包装紙。それをズボンから抜き取って広げた。

「あああーーーー!!見るなあぁぁ!!!!」
「ーーーーー!!?」

ばれた、完全にばれた

エドは絶望的な顔をしてロイを見た。
紙から目を離しロイはため息をつく。

「この前飲ましたときあまりにも感じすぎてて苦しそうだったからもうやめといてやろうかとやろうと思ったら、君から飲んで私を誘うとは・・・・」
「ちっがああぁあう!!!!」
「じゃあ何だというのかね?」

事の成り行きをエドは細かく説明した。

「・・・不慮の事故だと」
「そう。もう媚薬は嫌だと思ってたのに・・・」
「なぜ?」
「さっきあんたが言ってたような事になるからだよ!」
「ふーん、しかし私は快楽に溺れ苦しむいやらしいエドを見るのは好きなのだがね?」
「・・・・変態」

そうはいったもののエドはロイに身体をすり寄せた。

一度熱くなった体は鎮めてやらないとおさまらない。



全裸になったエドはロイに大きく足を開かされ中心部を口淫されていた。
ひっきりなしに先端から熱い先走りが溢れてくる。
だんだん蜜が濃くなる。

「あっ、だめ、ロイもうっっ、あああぁっ!!」

きつくすってやるとエドはびくびくと腰を浮かせ果てた。
エドの尻をぐっと持ち上げロイは後孔に舌を這わせた。
ひくひくとうごめくそこを愛撫しているとロイの目にあるモノが映る。
それはガラナチョコの余りだった。
そっと手を伸ばしチョコを割った。
予想通り溢れ出した液体をエドの後孔にたらす。

「あっ!冷たいっ」

ネトネトするそれを塗り込める。するとだんだん秘所が熱く疼き出した。

「ーーーあ!!や、痒いよぅ!!」
「どうして欲しい?」

ロイは意地悪く尋ねた。

「かっ、掻いてっ、やぁあ!!」
「何で掻くのかね?」

くすくすと笑いながらロイは再び尋ねた。

「あっ、もうロイの、ロイの入れてっっ!!はやくーーーー、ああん!!」

エドが言い終わらないうちにロイはエドの中に押し入った。

「ああっ、やぁ、気持ちいいよう!!」

うるんだ瞳でエドは喘いだ。
高く腰を持ち上げられいわゆるまんぐり返しと言う体位で交わっていたため少し苦しかったが、達するたびエドの顔や胸に白濁の液が飛び散りロイとしては最高の眺めであったのである。

「いや、また・・・っ、またイっちゃうッ!」
「・・・・・くっ!」
「きゃううぅぅぅぅっっ!!ふあぁ・・・ハァハァ・・・まだ欲しい・・・もっと・・・」
「〜〜、エドは淫らだな」

そう言ってロイはエドの体をぎゅっと抱きしめる。

「満足するまで抱いてあげる」

優しく微笑んでロイはエドの賢そうな額に口づけてまた激しく犯し始めた。


---------------------------

「・・・・・・・・・・・・・・。」
「だっ、大丈夫?ロイ・・・」
「いや、良いのだよ」

エドと比べて14歳年上のロイは老体(?)であまりにも激しくエドを犯したため腰を痛めてしまったようだ。

どこまでも無能なのは仕方がない。






end


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!