狂愛
彼は
もう他の人の手にあるのに
・・・分かっているのに
狂おしいほど
彼を
愛してしまった・・・
真夜中の東方司令部。
執務室でそっと口づけを交わしエドはロイに別れを告げた。
「また来るから」
「立てるかね?」
「うん、大丈夫。じゃあね。」
「あぁ、おやすみ」
「おやすみ」
そう言ってエドは執務室を後にする。
静かで薄暗い廊下を曲がり、後少しで階段だというところで手前の部屋・・・リネン室、いわゆる寝具の倉庫の扉が開きエドを中に引きずり込んだ。
「うわあぁっっ、と・・・あれ?ハボック少尉?」
エドが不思議そうにハボックを見上げる。
どこか苦しそうで悲しそうな顔をしたハボックにエドは心配そうに声を掛ける。
「少尉・・・どしたの?お腹でも痛いのか?」
そう話しかけてもハボックは口を開こうとしない。
何のリアクションも返ってこないハボックにイライラしてきたエドは用がないのなら帰らしてもらうとドアノブに手を掛けた。
その時。
「ーーーーー!!?」
いきなり後ろから羽交い締めにされ山積みにされたシーツの上に押し倒される。
そして手際よくエドの手を後ろで縛り上げた。
「なっ!?何すんだよ!っん!!」
うるさい口は塞いでしまえとばかりに枕カバーを丸めてエドの口に突っ込んだ。
「んんーーー!!」
涙目でエドはハボックをにらみつけた。
「ゴメンな大将。こうするしかなかったんだ。」
そう言ってエドの服に手を掛ける。
じたじたと暴れる躰を押さえつけ、上着をめくり上げた。
「!!!!」
無数の鬱血の後・・。
それは先程ロイに付けられた所有の証だった。
ハボックはそっと手を伸ばしあとをなでた。
エドの瞳が止めてくれと訴えるが無視して胸の飾りをつまみ上げた。
「ーーーーん!」
びくりとエドの躰が震え、ピンク色の乳首がかたくしこった。
こりこりとそこをいじめながらハボックはエドのズボンを下着ごとはぎ取る。
先程の情事の余韻も残ってかエドのそこはすでに勃ちあがっていた。
ハボックはエドの両足を掴み大きく開かせ腰を自分の膝の上に乗せた。
エドは苦しそうにあえぐ。
「ーーーふ、んっ!」
ハボックはエドのそれに手を伸ばし上下にこすった。
びくびくとエドの腰は跳ね上がり蜜があふれ出す。
「エロイな、大将は。」
そう言って先端をえぐるとエドはあっけなく果てた。
と同時に、後孔がひくひくと疼き、トロリと白濁の液が漏れだした。
先程ロイに放たれたものだろう。
双丘の間を伝うなま暖かい感触にエドは涙をこぼした。
口にはカバーが詰め込まれているからしゃべれない。
口の端から布に吸収されきれなかった唾液があふれた。
試しにとばかりにハボックは後孔に三本指を突き立てた。
「ふうううぅぅぅっっ!!」
すでに柔らかくとろけていたそこは容易に指を受け入れた。
「これだったらすぐ入れても平気だな・・・」
そう言って自らのズボンの前をくつろげて一気に中に押し入った。
「−−−−−−−!!!」
あまりの衝撃にエドは目を見開く。
ぐちぐちと音を立ててハボックはエドを犯し始めた。
その時、遠くでドアが閉まる音がし、足音が聞こえた。
ーーーーーロイっ!!
エドは狂ったように逃げようともがいた。
ロイッッッッ!タスケテ!
必死に声を絞り出してうめく。
「大佐に知られっちゃっていいんすっかね?」
ぴたりとエドの動きが止まった。
足音がリネン室の前を通り過ぎ階段を下りていく。
やがて足音は消え、エドのうめき泣く声しか聞こえなくなった。
「ふっ・・・うっ・・・・」
涙をポロポロこぼしエドは泣いた。
時折唾液が喉につまってむせて咳き込む。
ハボックはそんなエドが少し可哀想だと思いずるりとカバーを口から引っ張り出した。
どろどろになったそれを後方にぽいっと投げる。
「どうしてこんなーー!」
「好きだから。」
「え?」
「エドと大佐がそう言う関係だって知ってた。諦めようとした、だけどどんなに女を抱いても考えるのはお前のことばかりなんだっっ!!」
半分泣きそうな声でハボックは叫び激しくエドを突き上げた。
突然の衝撃にエドは目を見開く。
「あああっ、ああ!」
がくがくと揺さぶられエドは精を吐いた。
しかしハボックは止まらない。
「やぅ、あ!やめっ、ひうううぅぅっ!」
激しく攻められエドは躰を震わせた。
「もっ、だめっ!ひあっ、やああ!」
「ーーっ、中で出すぞ」
「あっっ、だめ、だめえぇっ!!」
「ーーーくっ」
「ひぃっ!きゃううううぅぅぅっっっ!!」
一段と身体を震わせエドの躰は一気に力が抜けた。
ずるりとハボックのモノが抜き出される。
躰を投げ出したエドの目は呆然と遠くを見ている。
一度止まっていた涙が再び、エドの眦から一筋流れ落ちた。
end
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