やるせない性2・3
トロリ、とあふれ出した先走りをペニスの先端に塗り込められていけば、どんどんと新しい雫があふれ出す。ペニスもぐん、と大きくなって爆発寸前だ。
 すぐにでも吐き出してしまいたかった俺は自分から腰を振って快楽を得ようとする。そうすれば俺が限界であることに気付いたのだろう、一樹君はぎゅっと根元を握り締めてきた。
「あ、ああぁ!」
「お尻でイきたいんじゃないんですか?」
「一樹クン、学習能力ある、ね…?」
 さすがじゃん?と笑いかければ彼は面白くなさそうに俺を睨み付けて下着をすべて引きずり下ろしてしまった。やっぱり嫌がるフリなんかしても面白くないからな、やめだ。
 高く掲げられたお尻が彼の前に晒される。今回は前のように下準備なんてしていなかったから、きっと今から彼がなにか施しをしてくれるのだろう。
 あの長くて綺麗な指が俺の体内をいやらしくまさぐってくれると思っただけでたまらない。早く、早く…!
「ずっと腰が揺れてますよ?本当にただの淫売ですね」
「一樹クンに、だけだよ?」
「嘘、絶対他のお医者さんにぶっとい注射、刺してもらってるんでしょう?」
 そう言えば、腰が震え上がった。そういう風に思われているのだ。ああ、なんという快楽。
「あは、そういう風に見える?」
「当たり前でしょう?おちんちんが大好きだって、顔に書いてある」
 あながち間違ってはいないが、正直言って俺の後ろは処女のままだ。玩具ならたくさん突っ込んだり、突っ込まれたりしたことがあるけれど、頑なにそれだけは守ってきたんだ。
いつか現れる運命の人のために、な?
「だから、お尻はバージンのままだぜ?俺、一樹君になら犯されてもいーよ?」
「だから、なにとち狂ったこと言っているんですか…!」
「ふふ、俺もそう思う」
 へにゃ、と笑えば彼は困ったように眉を下げてしまう。何か困らせるようなことを言っただろうか。俺はぽんぽんと彼の頭を撫でるように叩いてから、早くシテとおねだりした。
「僕だっておかしいけれど、あなたもおかしいですよね…?」
「一樹君のようなおこちゃまには教えてあげない」
 そういえば、彼はやっぱりなにかあったんだという顔をした。教えるつもりなんか無いから、俺はお尻を彼に押し付けた。早く、ココを抉ってくれと言わんばかりに。
 そうすればすぐにどうしたらいいのか悟った賢い彼は、ペニスを弄りながら後ろにも指を這わせてくれた。閉じきったアナルを擦られて背筋が粟立つ。
 早く欲しくてたまらない俺のそこはいやらしく彼の指先に吸い付いた。口付けるような動きをしてしまってたまらなくいやらしい気分になる。俺は本当に淫乱で、変態で仕様が無い人間なんだ。
「イ、イ…!早く、中…!」
「わかっていますよ…ぐりぐりして欲しいんでしょう?」
「前立腺探して…ぐりぐりってしてほし、うああぁ!」
 ずる、という音を立てて彼の指が俺の中に入り込んできた。一気に根元までその指を飲み込んでしまった俺のアナルはひくひくと収斂を繰り返して、彼の指を離さない。
 恥ずかしいくらいに敏感でいやらしい俺の体に彼がごくり、と唾液を飲み込む音が聞こえた。ああ、そんなに興奮しちゃう?
 早く動かして、とお願いすればぐちゅぐちゅとかき回されて腰が跳ね上がった。
「ひ、っはああぁあ!」
「う、わ…!」
 ペニスがびくりと跳ね上がって俺は射精してしまっていた。それほど、彼に体内を荒らされて感じてしまっていた。



あきゅろす。
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