やるせない性5
「んむ、う、うぇ…」
「唇だけじゃやだぁ…舐めてくれよ…」

 少しだけ開いた唇の隙間から無理矢理ペニスを押し込めば、ぬっとりとした粘膜に覆われて腰が震える。
ああ、すごく気持ちが良い。

「俺の、精液も飲んでいいよ…?ほら、後ろの穴に入ってるの思い切り引き抜いてくれたらすぐに出るから」
「…え?」
「ほら、はやく…!」

 すっかり力が抜けてしまった手を取って俺の尻の穴に導いてやる。
そこは下準備として俺が突っ込んできたアナルパールの輪だけが顔を出していて。
不思議そうに古泉はその輪っかに人差し指を通した。
 ほら、それを思い切り引き抜いてくれたら気持ちよく精液を吐き出せる。
自分でやるんじゃなくて、お前にされたい。
お前の手で射精したい。

「はやく、は…!」
「先生の、淫乱――…!」
「う!?らめ、や、ひああぁあ!」

 突然、ペニスを思い切り扱き上げられて背筋がしなる。
開けっ放しの口から唾液が飛び散り、だらだらと顎を伝って古泉のペニスの上に落ちた。

「いきなりぃ…!い、はひ!あ、ううぅう――!」
「本当はお医者さんじゃなくて、男娼なんじゃないですか…!」
「や、やあぁ!せーえき出る…でちゃうぅ!」
「おちんちんだけでいいんですか?」

 そう聞かれてはっとした。
後ろに入っているパールも思い切り引き抜いて欲しい。
両方からの刺激で、狂ってしまうんじゃなかろうかというほどの快楽に身を焦がしてしまいたい。

「おひり、もぉ…!や、前だけじゃいやあぁ…」
「じゃあ上手におねだりしてくださいよ」
「おち、ちんもおひりもしてぇ…!」
「それじゃ具体的にどうして欲しいのか分かりません」

 にこ、と笑った顔が悪魔のように見える。
こいつ、調子に乗りやがって。
 でも、ソレくらいがちょうどいい。
驚くくらい乱れさせて欲しいから。
口元に浮かぶ笑みを隠し切れずに、俺は淫らに微笑んだまま古泉の望むがままにおねだりをした。

「おちんちん、たくさんぐちゅぐちゅして…お尻も、アナルパール、思い切り引き抜いて、ゴリゴリして欲し…!射精させて…!精液、飲んでくらはい、お願い、あ、あぁあ…!?」
「よく出来ました」
 
にこり、と笑った顔に期待が膨らむ。
ぐ、と輪っかを引っ張る力が強められ、ペニスが口に含まれた。

「思い切り漏らしてくださいね」
「う、あ?あ、らめぇ、や、ああぁぁ!」

 ずろろろ、と卑猥な音を立ててアナルをパールが逆流する。
その刺激に反応したペニスを思い切り吸い上げられて、俺は耐え切れずにはしたなく叫び声を上げて果ててしまっていた。

 でも、まだ終わりじゃない。




「一樹クン?もっと、あそぼ?」
 








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