やるせない性4
俺は性急に白衣を捲り上げると、身に着けていた真っ白なズボンをずり下げた。
そうすれば興奮しきったペニスが顔を出し、いやらしい匂いが立ち込める。
そこに感じる痛いほどの視線がたまらない。
どうしよう、古泉に見られている。

「おちんちんが…こんなになっちゃった…」
「先生…!だめです、そんな―――!」
「一樹君のもこんなになってるんじゃない?」

 さわさわとスラックスの前を探れば、思っていた熱さが確認できて頬が緩む。
ああ、古泉もこんなに興奮してこんなに大きくしてしまっているんだ。
そう思えばたまらなくこいつが可愛くて仕方がなくなってしまい、俺はベルトをかちゃかちゃと外しにかかった。
 さすがに慌てたように制止にかかってきたが、それを振り払ってペニスを引きずりだす。
そこには思っていた以上に大きな男性器がいきり立っていて、俺は思わず唾液を飲み下していた。

「ふふ、カッコいいのがでてきたぁ…」
「だめ、です先生!」
「ね、しゃぶらせて、精液飲ませて」
「だめです…!」

 戸惑っているのか、それとも本当の拒否なのかは分からない。
でも、黙らせる必要はあるな。
 俺は古泉の体をベッドに押さえつけると、自らの体を反転させて古泉の口元に俺のペニスを押し付ける。
もちろん、古泉のペニスは俺の口元にあってお互い刺激しあえるような体位になったわけだ。

「ふ、うわ…!やめ、あ…!」
「もう、苦いの出てきてる…おいしい。俺のも舐めて、精液たくさん出させて」
「あなた、なに言ってるのか分かってるんですか…!」
「俺のをしゃぶれと言ってる、射精させてってお願いしてる」

 分かってるよ、といってまた古泉のペニスを口腔内一杯にくわえ込めば、苦しげなうめき声が下方から聞こえてきた。
そっと覗き込めば真っ赤な顔をして苦痛に耐えている。
すごく、可愛い顔だった。

「ふあ!ひ、あぅう!」
「え、えぇ!?」

 古泉の可愛い顔を見ただけでペニスがぐん、と大きくなってしまう。
触れてもいないのに容積を増してぴくぴくと震えているペニスを見て、古泉は戸惑ったような声を出した。
 俺はとうに我慢が出来るラインを超えていて、早くペニスに刺激を与えてもらいたくて仕方がなくなってきている。
もう、むちゃくちゃに、乱暴でも良いから擦ってほしい、舐めて、吸い上げて欲しい。
 しかしなかなか古泉はアクションを起こしてくれなくて、焦れた俺は古泉の閉ざされた唇にペニスの先端をこすりつけ始めた。
柔らかくて弾力のある唇に先端の気持ちがいい部分を擦り付ければたまらなくて、俺は夢中になって腰を振った。





続く


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