酷愛5


ロイは戸惑いながらエドワードのパジャマの中に手を入れ、下着の中にも手を入れた。
そして、ワレメに中指を潜り込ませる。



くちゅ…



「え…」

ロイは目を大きく見開いてエドワードを見つめる。
するとエドワードは恥ずかしそうに微笑んで言った。

「俺、ロイじゃないと濡れない…感じないみたい」

ロイは胸がいっぱいになる。
愛しくて、愛しくてたまらない。
がばっとエドワードの上に覆い被さるとロイはエドワードに口づけた。

「んふっ、ん…う、んんん…!?」

いきなりロイの指が動き出す。
それは濡れを確認するための動きではなく、的確に快感を与えるための動きで。

「んあっ、ろい、きゃう!」
「可愛いよ、エド…」

とろとろとあふれ出す愛液を絡めとり、ロイは淫芽に塗り付ける。
するとおもしろいくらいエドワードの体は反応し、みるみるうちにそこは大きく膨らんだ。

「クリトリスがもうこんなに大きくなっているよ…?」
「やっ、ァ…コリコリしな、でぇ…!」
「まだ皮を被っていて辛いね、剥いでやろう」

そう言うとロイはずるりと下着ごとパジャマを脱がした。
そして花弁を限界まで割開く。
すると窮屈そうな淫芽が顔を出して。
上部に被っている皮を引っ張るとぷるりとかわいらしいクリトリスが顔を出した。
そこは痛いくらいに純血していて、ロイはそこを労るように唇で吸った。

「ひんっ、あっ、だめぇ…」

敏感な淫芽を吸われ、エドワードは悲鳴を上げた。
と共にクリトリスより少し下にある孔から少量液体が噴き出す。

「こんなに感じて…」
「んっ、あ!だって…」
「ん?」
「だって触ってるのロイだもん…」

照れながらエドワードは小声でつぶやいた。
それが可愛くて可愛くて愛しくて。

「エドワード…!」
「はっ、あぅ!はふっ、やあ!」

くりゅっと舌で淫芽を押しつぶしながらゆっくりと膣に指を入れる。
そこはすごく狭くてロイは処女のようだと思う。
しかしそれでも心地よく絡みついてきてロイは今すぐ挿入してしまいたい衝動に駆られる。
よく考えたらロイはエドワードと三回体を重ねたことがあったがこのように隅々まで感じながら愛撫するのは初めてで。
今までどうしてこうやって優しく抱いてやらなかったのだろうと後悔するばかりだ。

「すまない…これからもっと大切にするから…」
「うんっ…ぁ、ロイ」

首に腕を回してエドワードはロイに体を預ける。
するとロイはさらにエドワードの中に深く指を入れ、激しく動かし始めた。

「あぁ、イヤッ、中が…熱いぃ!」
「気持ちいいかい…?」
「わかんな…こんなの初めてだよぅ!ア、ひゃう!」
「かわいい…」

ひくひくと蠢く膣内をさらに激しくかき回す。
比較的浅めなところにあるざらざらした部分を擦ってやるとエドワードはさらに声を上げた。
じゅんっと愛液がさらにあふれ出す。

「ロイッ、なんか…イ、ア…!」

びくりと背がしなり、エドワードは強くロイのシャツを握りしめた。

「あっ、ぁ、きゃうううぅぅっ!」

ひくひくっと秘部が痙攣し、エドワードの体から力が抜ける。

「ぁ…イッちゃった…」
「可愛い…もっとしてあげよう」
「えっ、イヤッ!待って、あ、アアァァア!」

イッたばかりの膣内をぐちぐちとかき回す。
それと一緒にクリトリスもいじってやるとエドワードは悲鳴を上げた。

「ロイッ、ア゛、俺、イッたばかり…」
「知ってるよ」
「だったらやめ…ほんとに変に…なっちゃ…」

ぽろぽろと涙をこぼしながらロイを見上げる。
するとロイはにっこり笑ってエドワードに口づけた。
それが気持ちよくてうっとりしてしまう。
しかし、いきなり圧迫感が増してエドワードの唇はロイの唇から離れた。
そして陸に上がった魚のように苦しげに息をする。

「ハッ、ア゛、カッ…」
「またイッたかい…?」
「くるひ…おれイキっぱなし…や…ッ!」

エドワードはすでに体が熱く麻痺してしまって秘部からの快感しか感じ取れなくなってしまっていた。
膣と手足以外は弛緩しきってしまっている。

「エドワード…すごくやらしいことになっているよ?」
「え、あ…?」

ずるりとロイの指が引き抜かれる。
どうやらエドワードのソコには指が三本挿入されていたらしく、三本の指がやらしく濡れていた。
そしてロイに身を起こされ秘部を見ると。

「イッ、いやぁ…!」
「君はすごく感じやすいのだね…」
「でもっ、汚い…!」

ソコはちょろちょろと黄色がかった液体が放出されていて。

「気持ちよかったらでるものなのだよ、恥ずかしいことじゃないから」
「でもっ、おしっこ…ッ!」
「だったら止めてやろうか…?」
「え…ァッ!」

ロイは尿が放出されている孔をくいっと押して尿をせき止める。
ひくひくと孔はふるえ、ロイの指に吸いついた。

「イヤッ、離して…!」
「離して良いのかい?」
「えっ、あ…!?ヒアァァ!」

ロイが指を離すとせき止められていた尿が一気に噴き出す。
シャアァと音を立て、それはシーツを汚した。
エドワードは放心してロイに倒れ込む。

「エドワード…もうぐちゃぐちゃだ…」
「ぁ…ろ、ぃ…」
「私のもしてくれるかい…?」

ロイはエドワードの口元にズボンの前を押しつけた。
するとエドワードはボタンを外し、金具を銜えてジッパーをおろし始める。
トロンとした瞳でロイを上目遣いで見上げ、エドワードはロイのペニスを取り出した。
それをくんっと匂うとエドワードは薄く笑う。

「ロイのおちんちんの匂い…やらしい…んっ…」
「君の方がよっぽどいやらしいよ」

ぱくっとペニスを銜え込んだエドワードの頭をゆっくりと撫でてやりながらロイはエドワードの口内を楽しんだ。
熱く濡れた口内でエドワードの小さな舌がペニスを一生懸命舐める。
稚拙ながらエドワードにフェラチオをさせていると言うことだけでロイ自身は先走りを溢れさせた。

「エドワード、もう良いよ…」
「ひや、ロイの飲むの…」
「エドワード、こらっ…くぅ…!」

ぐりぐりっと尿道にエドワードの舌が押し込まれてきてロイは息を詰める。
それをみたエドワードはうれしそうに目を細め、さらに手を添えて上下にしごき始めた。

「エドッ、イ、くぞ…?」

そういうとエドワードはかぷっとペニスを完全に銜え込むと頭を上下にふり、ロイの射精を促す。
上でロイが息を詰めるとエドワードの口内に熱いものが放出された。
お世辞でもおいしいとは言えない青臭い液体をエドワードはこくりと飲み込んだ。

「まずいけど…おいしい」

飲み下せなかった精液がエドワードの口端を伝った。
ロイは我慢できず、エドワードを押し倒して足を大きく開かせる。
そしてコンドームの袋をぴりっと破り、手際よくペニスにかぶせようとした。

「待って、ロイ」

エドワードはばっと秘部に手をやる。
ロイははやまったかと思い、エドワードに慌てて謝罪した。

「すっ、すまない…まだ怖いかね?」
「ち、がぅ…あの…」
「…なんだい?」
「ゴムは、しないで…」

その台詞に驚いてロイは目を見開いた。
以前、エドワードは宝物のようにコンドームを持っていた。
それはいつか本当の意味でつながるときに使いたいと。
そう言っていたから。

「もぅ、結婚したから良いじゃん…それに俺、今不妊状態だし」

情けなさそうにエドワードは微笑んだ。
ロイの手からコンドームを取り上げると後方にぽいっと投げてしまう。
そして自ら秘部に手をやると、両方からくいっとソコを広げた。
赤く純血した蜜壺はテラテラとし、ロイを誘う。

「ロイの、エドのお○んこにちょうだい…?」
「…ッ!」
「ナマでいいの、お願い…!」

ロイのペニスに自らの秘部を押しつけ擦りつけてエドワードはねだる。
その誘惑に耐えきれず、ロイはエドワードの蜜壺へペニスを挿入し始めた。
ソコはどろどろになっているにも関わらず、狭くて挿入は困難を極めた。
苦しそうに顔をゆがめるエドワードをいたわりながらロイは腰を進める。
クリトリスをくりゅっといじってやるとエドワードは甘い声を上げて体から力を抜いた。
それを見計らってロイはエドワードの中を一気に貫く。

「あ゛っ、かはっ…ろ、ぃ…」
「すまない、苦しいね…すぐ良くしてやるから」
「ちがっ、違うの…」

エドワードはロイの背に腕を回す。
そして痛みにひきつる秘部をロイに擦りつけた。

「ロイと、つながってる…凄く、凄くうれしいんだ──ッ!」

エドワードのその言葉にロイは胸をうたれた。
それはじんわりと心に染み、一層ロイはエドワードが愛おしいと思う。
額に軽くキスをし、それから目、頬、唇とたくさんたくさんキスの雨を降らした。
こんなにも愛おしい。

「エドワード…愛しているよ」
「ん…俺も愛してる…」

エドワードはロイの唇にキスをすると自ら舌を出してロイを誘った。
それに導かれるようにロイはエドワードの口内を堪能する。
柔らかい舌を絡めとると必死でロイを感じようとする舌が可愛らしくて。
唇を離すと残念そうに赤く濡れた舌をちろりと出した。
その様子にロイは苦笑してエドワードの舌をちろりと舐めてやる。
するとエドワードは満足そうにほほえんだ。

「ね、早くシテ?」

そのエドワードの誘いにロイが耐えれるはずがなく、ロイは軽く律動を開始した。
まだきつそうなソコをロイのペニスの太さに慣らさせようとする動きだ。
その動きと大きさになるべく慣れようと、エドワードは自らのクリトリスに手を伸ばした。
はじめは強く触るのが怖くてすりすりと撫でてみる。
その刺激だけでもどうにかなりそうでエドワードは荒く息を吐き出した。

「ッ、どこでそんなことを覚えてきたのかね…」
「だっ、て、さっきロイが触ったとき上手く入ったからぁ…」

確かに挿入の時、ロイはエドワードを楽にさせてやろうとクリトリスをいじってやった。
それがこんな形でロイの欲望を刺激しようとはロイの予想範囲外だ。
エドワードはそんなことは露知らず、彼女なりに一生懸命オナニーまがいの行為を続ける。
ロイは今すぐにでも激しくエドワードを犯してしまいたい衝動に駆られるが、エドワードにセックスに対する恐怖心をさらに植え付けてしまうと考え、寸前のところで理性を保った。

「もう少し、強く擦ってみなさい」
「ぇ…でも、」
「芯みたいなのがあるからね、それを押しつぶすようにしてみたらいいよ」

エドワードは少し戸惑ったような表情を見せたが、おそるおそるロイに言われたようにしてみる。
するとコリッとした感触と共に全身に電流が流れるような感覚に襲われた。
そのあまりの刺激でエドワードは声も出さず、反り返る。
その背中を支えてやり、ロイは苦笑した。

「少し刺激が強すぎたね…大丈夫かい?」
「やっ、は…ロィ、今のすごい…」
「気持ちよかった?」

そう聞かれてエドワードはきょとんとし、ロイを見つめる。
しかし、言葉の意味と今自分に降り懸かった感覚を交互に考えた結果に、顔を真っ赤に染めあげる。

「今のが気持ちが良いと言うことだ、覚えておきなさい」

そういうとロイは十分に弛緩した膣を味わおうとペニスをぎりぎりまで引き抜いた。
エドワードは抜かれるのかと思い「なんで?」という顔でロイを見つめる。
しかし、次に襲った衝動にエドワードは目を見開いた。

「アァッ!かっ、ぅん!」
「ッ、君のナカは最高に気持ちが良い…」
「ホント…?俺のイイ?」

そう、潤んだ瞳でエドワードは聞き返す。
それに答えるようにロイはにっこり笑うとエドワードの耳元で「最高だよ」とつぶやいた。

「んぁっ、ん…でも俺…」
「なんだい…?」
「汚れちゃってるから」

悲しそうに笑いながら言ったその言葉には裏があって。
エドワードの言わんとすることがロイには痛いほどわかった。

「君が売りをしたのもレイプされたのも君のせいじゃない…」
「でも…ッ!」
「君はこの世で一番清らかだ」

その言葉でエドワードの瞳からどっと涙が溢れだした。
嗚咽が漏れて、上手く呼吸ができない。
のどはひきつれて、顔がくしゃっとなる。
それでも。
恥も外見もなく、エドワードは泣いた。
息が吸えなくて苦しくなるとロイが優しく背中を撫でながら抱き寄せてくれる。

「うっ、はっ…ひっ、ぅ…」
「よしよし…」
「俺は、っ、清くな…!」
「そんなことない、とてもきれいだ」

だから

「もう泣かないでおくれ」

ロイはつらそうにエドワードの涙を拭う。



あぁ、なんてこの人は優しいのだろう。

君は汚くないよだなんて

ましてや清らかだなんて



今までエドワードの奥底に沈んでいた汚いものがきれいに浄化されていく。
そんな気がした。

こんなにもその一言に救われた。

「ロィ…ありが、と…」
「私は君に礼をいわれるような立場じゃないよ、むしろ謝る方だ」

そういうとロイはエドワードの目を真剣にまっすぐ見て口を開いた。

「私の自分勝手な感情で君をたくさん傷つけた、これはいくら謝っても償いきれない。だから私の一生を君を幸せにするために捧げたい」
「ろ、ぃ…」
「ずっと君のそばにいていいかい?必ず、君を世界一幸せにする」

その言葉にエドワードはさらに顔をくしゃくしゃにし、小さな声で「断るわけないじゃん」とつぶやいた。

「んっ…ふっ…」

唇を重ねあわせ、二人はベッドに沈んだ。
ロイの体がおおいかぶさって少し重かったが、エドワードにとってそれはどうでも良かった。
ただ、深く愛し合いたいと。
お互いが強くそう望んでいた。
ロイはエドワードをゆるく揺さぶる。
するとエドワードの唇からは甘い声が漏れた。

「もう痛くないか?」
「だ、いじょぶ、だよ?」

うっすら笑いを浮かべ、目を細めてエドワードは答えた。
だから、もっと激しく愛してほしい。
エドワードは自ら腰を振ってロイにそれを伝える。

「君はっ…実は積極的なんだね」
「うるせ…言ってろ」

エドワードはにっと笑うと、ロイにさらに腰をすり寄せて。

「ね、いっぱい動いて?」

こんな誘い文句で燃えない男がいるわけがない。
ロイはついに理性を保てなくなり、エドワードに激しく腰を打ちつけ始めた。
エドワードはうれしそうにロイを見つめる。
しかし、すぐに喘ぐ自分が恥ずかしくなったのか、顔を横に向けてしまった。
それがロイは面白くなかったらしく、エドワードにこちらを見なさいと言う。
恥ずかしがる顔を引き寄せ、唇を奪い、舌を絡めた。

「んっ、ふぁ、あ!」
「恥ずかしがらないで」
「う、ん…アッ、ソコォ…くるし…っ」

最奥を突くと、エドワードは苦しそうに顔をゆがめた。

「まだ、ここは少し苦しいね」

強い快感に慣れていないためだろうと、ロイはソコを突くのをやめて中を広く、くまなく擦った。
するとすぐにエドワードの口からは熱く、濡れた声がいくつも飛び出す。
四肢をひくひくとさせ感じる姿は本当に可愛くて。
何度も何度も耳元で愛しているとつぶやいた。

「あ、ァ!なんか、クル…あっあっあ…!」
「イきそうなのか?」

そう問うと、エドワードはこくこくと頷く。
ぬちゅぬちゅといういやらしい音が繋がったところから溢れ。
それが激しさを増すことによってさらに濡れた音と肌と肌がぶつかり合う音が大きくなり。
エドワードはしっかりロイに抱きついて最後の時を迎えようとしていた。
ぞわぞわと足の先から腰骨に何かが這い上がってくる。
なにがなんだか分からなくて頭が真っ白になって。

「ロイッ、しゅき…あっ、とけ、溶けるうぅぅ───ッ!」

すでに自分がなにを口走っているのかも分からない。
ある一点に向かって昇り詰めていく。

「だ、め…んっ、はっ…も、イくぅっ!」
「一緒に、イこう…」
「うっ、ふぅ!ロイッ、愛し、てる!」
「私もだよ、愛してる」

頭の中が真っ白になって透明になる。
シーツを手が白くなるくらい強く握りしめ。
足先はきゅうっと縮こまり、反り返った。

「アッ、ひゃああぁ、んんんっ!」

あまりの快感に、ロイの欲望にも感じてしまって。
熱く満たされる。
二人してベッドへ倒れ込みながら二人はきつく抱き合った。
















どれくらい眠っていたのだろう。

目を覚ますと外はすでに明るくなり始めていた。
となりにはちゃんとロイがいて。
あたたかい。
前のようにただ、冷たいシーツがあるだけでないことにエドワードは嬉しくて、鼻の奥がツンッとなる。
静かに寝息をたてている彼の黒髪を撫でてやると、よほど疲れているのか、まったく気づくことなく規則正しい呼吸を繰り返した。

ずっと彼は狭いソファで丸まって寝ていたのだ。
しかたがない。
しかしそうさせたのは自分。
体の小さな自分がソファで寝ていたら良かったのになとエドワードは少し後悔した。

それからまた、エドワードはもそもそと布団に潜り込む。
そして逞しいロイの胸板に顔を寄せ、再び眠りについたのだった。







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