「ひやぁ！？な、に大きく…！」
「あなたが煽るから…！」
ぐん、と中でいきなりペニスが大きく膨れ上がる。
いきなりの変化にもう、息も絶え絶えで。
太くて長いソレで内壁を激しく擦り上げられれば、ゾクゾクと快楽が背筋を走り抜けた。
涙で霞んだ視界の向こうに、必死な顔の古泉がいて、心がじんわり暖かくなる。
こんなにも必死につなぎ止めておきたいと、必要とされていると感じた。
うれしい、うれしい
「すき、だいすきぃ…」
ぎゅうぅ、としがみついてそう言えば、古泉もやんわりと俺を抱きしめてくれた。
耳元で「僕も愛していますよ」と呟かれれば、かあぁと全身が熱くなる。
じわ、と先端から先走りがあふれ出し、ペニスを濡らした。
言葉でも感じてしまうだなんて、信じられない。
「ふああぁっ！やっ、こい、ずみ…」
「中、痙攣してきました…イきそうですか？」
そう問われて、俺は首を縦に振った。
ペニスが熱く腫れ上がり、もうすぐに出てしまいそうなほどだ。
それでも、イくときは一緒が良い。
俺は下腹部に力を込めると、必死に射精を耐えた。
「ふふ、頑張りますね？」
「い、あぁ！出ちゃう、からぁ…！」
「えぇ、僕もそろそろ…」
両足を抱え上げられ、より深くをえぐられて俺は悲鳴を上げた。
届いていなかった箇所までもいっぱいに広げられ、満たされる。
このままされたら、壊れてしまうかもしれない。
それほどの快楽が俺の体を蝕んでいく。
「ヒ────ッ！？あ゛、やああぁ！」
「さっきのイイトコロですか？」
「お尻の中、壊れちゃう！やら、や、あ゛ぁあ！」
「すごい感じようですね？いやらしい顔してますよ」
そんな恥ずかしい顔は見られたくない。
なのに、古泉は顔を隠すことは絶対に許さず、俺の顔をしつこく見つめてきた。
「やぁあ！ひんっ！も、だめぇ…」
「イきそう？」
「イく、やらぁぁ！でる、あっ、やああぁあ！」
びくびく、と体が仰け反った。
あまりの快楽に思考が働かない。
それどころか、指一本も動かすことが出来ないくらい、体は疲れ切って、弛緩しきっている。
ひくん、とふるえて意識を朦朧とさせている俺を優しく抱きしめると、古泉は優しく笑った。
その顔を独り占めしているのは俺だけだ
そう思えば妙に安心してしまって、俺は襲いかかってきた睡魔に抵抗もせずに、意識を低下させた。
続く
