黒の感情7





指をつっこまれたまま、俺は首を左右に振る。
弱々しくやめて、やめてと繰り返すと、古泉がため息をついた。

「すみません、少しいじめすぎました」

俺の前髪をかき上げ、額に軽く口づけると古泉は指を緩く動かす。
一番感じるところではないけど、どこも気持ちがよくて俺はぎゅっと手のひらを握りしめた。
古泉はくちゅくちゅと内壁をいじりながら、ゆるくペニスにも手を伸ばす。
いきなりの刺激を想像していなかった俺は、悲鳴を上げてしまう。

「ひゃあぁあ!あっ、や!」
「こっちも、こっちも気持ちよくしてあげたい…」

アナルをぐりぐりかき回され、いつ前立腺に触れてしまうのかと俺は眉を下げた。
どうしよう、あそこを触られたらはしたない声を上げてしまう。
絶対そうだ、恥ずかしい。
あんな、はしたなくていやらしい声は聞かれたくなくて、俺は唇を噛みしめた。

「んっんっ!う、ふぁ!あん、う、う〜」
「声、聞かせてください」

俺はぶんぶんと首を横に振る。
こんな声気持ち悪い、女の子からともかく、男でこんな声上げるだなんて気持ちが悪い。
俺は顔を背けると、唇に噛みついた。
これでなら、多少声がでても耐えきれそうだ。
しかし、古泉はおもしろくなさそうにこちらを見つめている。

「あなたの声が聞こえない」

それでいいんだよ、とばかりに俺は唇をさらに噛みしめ。
すると、古泉の手が伸びてきて、唇に触れた。
ゆるゆると撫でられた後、はもう、悲惨で。
噛みしめていたはずの唇からは力が抜けてしまい、古泉の好き放題。
しかも、柔らかくなるにつれ、指が遠慮なく入り込んでくる。
そのままぐにゅぐにゅと内壁をチェックするように指我が動き始めて、俺は眉を下げた。

「やっ、やだ!そ、こはぁ…!
「良い所ありますか?」
「やらっ!古泉やらああぁ…」








続く














眠くてかけないとか死にたい。


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