気づいて19



古泉は嬉しそうに笑うとコリコリと乳首をこねくり回す。
じんっ、と熱を持ったそこが自分の体の一部とは思えない。
涙で濡れた目をぎゅっと瞑り、俺はこの狂ってしまいそうな快楽を散らそうとした。

「なんでそんなことするんですか…」

少し不服げに古泉は眉を下げる。
しかし、すぐに何か思いついたかのように笑った。
はっとしたときはねっとりとした熱い舌に乳首を絡め取られていて。
尖った先端をちろちろと舐められれば、その刺激がダイレクトに下半身に伝わってきて、俺は悲鳴を上げた。

「やっ、やぁあ!待ってぇ…!」
「どうしたんですか」

いつもと様子の違う俺に古泉は心配げに顔をのぞき込んでくる。
そんな、俺にだって分からないんだ。
なんで、なんでこんなに。

「いつもより、感じる…!どうしよ、やっ!」
「何であなたはそんなに可愛いんですか…!」

一度解放された乳首が、また古泉に捕まった。
今度は舐めるだけではなく、思い切り吸い上げてくる。
信じられないくらい腰が跳ね上がって、俺は古泉の頭を抱き込んで咽び泣いた。
ここでこんなに感じてしまうなんて。
ほかのところを触られたらどうなってしまうのだろう。
きっと、痛いくらいに、辛いくらいに感じてしまうに違いない。
そして、それも苦にならないくらい古泉に抱きついて、もっと、もっととせがんでしまいそうだ。
そんなの恥ずかしい、怖い。

「ふぁっ!や、あぁあ…うっく…」
「そんな顔しないで下さい…虐めたくなる」

酷く苦しげに笑った古泉の膝が、足を割って股間を押し上げた。
いきなりの刺激に体が跳ね上がった。
きゅうっと下半身に強烈な痺れが走って、じわりと粘液があふれ出る。

「う、そ…ッ!?」
「もしかしてあなた…」

ジーパンに手がかけられて、俺は古泉の腕を掴んだ。
しかし、その手には全く力が入らず、どんどんと暴かれていく。
ずるり、とジーパンを脱がされたときには、俺はあまりの羞恥に嗚咽を漏らして泣いていた。
じんわりと湿った下着を隠そうと膝を立て、力を込める。
しかし、全くの無意味に終わり、力任せに開かれてしまった。
そのまま下着をずらされてしまい、見られたくなかった部分が古泉の目の前に晒される。

「見るなっ、見ちゃ、だめえぇ…」
「っは、凄い…」
「やだあぁ…!」

白濁でまみれたそこは隠しきれずに、外気に触れた。
古泉は未だに皮を被ったままのソコを、優しく下に引き下ろしてくれる。
するとまだ残っていた白濁がどろり、と溢れてしまって、その感覚に俺は体を震わせた。








続く


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