気づいて7.5
「好きです好きです好きです…!僕と一緒にいて下さいよ…!」
「い、つきぃ…!はっ、きゃうぅ…!」
ビクビクビクッと彼の体が震えた、ペニスを見下ろせばパンパンに膨らんで苦しそうだ。
しゅるり、と真っ赤なリボンを解いてやれば、尿道口がぱくぱくと口を開く。
立て続けにイキっぱなしの彼は相当きついに違いない。
「もう楽にしてあげますから、ね?」
よく頑張りました、偉いですよ、と褒めてやりながら、ペニスを擦り上げる。
どろり、と先走りがあふれ出してきて、今にでもイってしまいそうだ。
僕も重点的に前立腺を突き上げてやれば、ぎゅうぎゅうと痛いくらいに締め付けてきて。
「イクッ!いつきイく…!」
「良いですよ…っ!はっ、僕もイキます…」
「せーえき、なか、なかに…!」
僕は驚いた、あまり中で出されることを好んでいない彼なのに。
しかし、欲しい欲しいと呟いて、挙げ句の果てには僕の腰が引けないように足を絡めてきて。
耐えきれずに彼の腰を引き寄せると、一気に突き上げた。
一際大きな叫び声があがり、声にならない喘ぎが糸のように口から紡ぎ出される。
「─────っ、ひんっ!あ゛、ぁっ!」
「好きです、大好きです…」
夢中になって、彼に愛を呟く。
なんて滑稽なんだろう、と思うがそんなの構っている余裕はなかった。
無我夢中になって彼を突き上げれば、淫靡な水音がさらに増してきて、下半身を見やれば精液がぴゅく、と飛び散っている。
突き上げる度に白濁が先端から吹き出すのが、たまらなく可愛い。
「すごい、たくさんでてますね?」
「やらあぁっ!ず、とイってる…!苦し、あ゛ん!」
そんな彼の姿にペニスがずくん、と質量を増す。
もう限界だ、彼の中に出したい。
未だ壊れたように精液をまき散らし続けるペニスを掴むと、優しく擦り上げた。
びくんっ、と腰を揺らしながら、彼は訳も分からず叫ぶ。
「らめぇっ、おちんち…だ、めぇ!」
「ダメという割には擦り付けてきますよ?」
「やらぁ…も、いつき、いつきぃ…!」
ぎゅ、と僕にしがみつきながら名前を呼ぶ。
不安げに僕を捜す瞳を捕らえて、優しく口付けた。
とろとろにとろけた唇が妙に甘い。
深く唇を合わせ、舌を引きずり出すと思い切り吸い上げる。
「すきです、すきです…っ!」
「いつ、きぃ…!い、あ、ひんっ!も、らめぇ…!あ、あああぁあ!」
びくびくっ、と彼の体が仰け反った。
イきっぱなしのペニスからは最早透明がかった少量の精液のみがあふれ出る。
彼は絶頂に達しながら、ぼろぼろ涙を流した。
そして、気を失う寸前、こう呟いた。
「いつき、す、きぃ…」
続く
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