切ない痺れ17
優しげな古泉の笑顔にくらくらする。
俺は吸い寄せられるように古泉の肩元に顔を埋めると、深く息を吐いた。
そんな俺の背中をさすりながら、古泉はペニスをアナルにあてがう。
「ゆっくり息を吸い込んで…」
そう言われて俺はゆっくりと肺の中に酸素を送り込んだ。
吸い込む息は僅かに震えていて、まだ俺はどこかで怖がっているんだとぼんやり考える。
ぐぬ、と先端をゆっくりと埋め込まれたとき、僅かながら痛みが走った。
俺が顔を歪めるのを見て、古泉は苦い表情になる。
「ゆっくり…息を吐いて下さい、決して吐くことを止めないように」
そう言われて俺は素直に息を吐き出し始める。
途端、アナルに鈍痛が走った、あの時が思い出される。
驚きのあまり、息を飲み込んでしまった俺に古泉は大きな声を出した。
「呼吸して下さい!」
「──っ、う、は!」
先端が俺の体内に埋まり、それのせいで体が引き裂かれるように痛い。
それでも繋がることのできる嬉しさで俺は胸がいっぱいになっていた。
どうしよう、古泉が大好きでたまらない自分がいる。
この痛みがこんなにも愛おしく感じるだなんて。
古泉の腰に足を回してぐいっと自らに引き寄せる。
すると、古泉は目を丸くして俺を見つめた。
もちろん、すぐに瞳は先ほどまでの輝きを取り戻し、俺を写している。
ああ、どうしよう。
俺は今、興奮している。
「こ、いずみ…古泉、こいず、あ、あぁ、ヒイィ!」
「あなたのココ、ぎゅうぎゅうで僕を離しませんよ」
「古泉のだから…古泉だから感じるんだ…!」
その一言に古泉のペニスが膨れ上がった。
古泉を煽ってしまった俺はこれからどうされるのかという期待と不安で爆発寸前。
早くキテと言われてんばかりに腰をすり付けると、古泉はさらに深く長大なペニスを押し込んでくる。
「は、やあぁああ!」
ゴ、ゴ、と内壁をかき分けてペニスは熱い隧道を満たしてくれた。
前とは違って幸せな気持ちよさに眩暈がする。
うっすらと目を開けて目の前にいる古泉を見ると、心臓が跳ね上がった。
熱い視線が絡み合い、どきどきが止まらない。
よほど変な顔をして古泉を見上げていたのだろう。
奴はにやりと笑うと、俺の腰を掴むと思い切りペニスを突き上げてきた。
あまりの衝撃に腰を引こうとするが、腰を掴まれているため当然の如く引くことは出来ない。
「らめぇ、らめ、あ、ううぅ!」
「おちんちんがぴくぴくしていますよ」
「こ、ちも触ってぇ…」
きゅ、とペニスを掴んで俺はおねだりをした。
しかし、古泉はにやりと笑って。
「ご自分で擦ってみて下さい」
「え…?」
続く
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