The hole4


それでも、体は高ぶるばかりで俺は脚を閉じようと足に力をかけた。

「へ…?」
「ああ、足、固定させていただいてますから閉じませんよ?」

くすくすと笑いが聞こえてきて、俺は顔を一気に赤らめた。
古泉さん…いや、もうこんな奴古泉でいい。
古泉は俺の両膝を撫でると両膝裏に通されている棒を掴んだ。
どうやら大きく足を広げたまま棒を通されて、そのまま固定されているらしい。
これじゃ閉じようにも閉じられなくて、あまりの羞恥に俺は涙がこみ上げる。

「おや、泣いているんですか?いじらしいですね」
「うぇ、や、やめ…!ヒイィ!?」
「一度イってみましょうか?」

そういってぎゅっとペニスを握り締めると裏筋と先端を重点的に攻め上げられた。
我慢する暇もなくあっという間に追い詰められてしまった俺は悲鳴を上げる。

「イくぅ―――ッ!見ないで、見ないでええぇぇ!!」
「んっふ、すごいですよ、精液たくさん出てます」

思いっきり精液を腹の上に吐き出して、俺は信じられない気持ちでいっぱいになっていた。
まさか、こんなことになるとはこれっぽちも思っていなかったからだ。
強制的にイかされた体は未だ震えていて、俺は荒く息を吐き出す。
おそらくこのまま無理矢理に犯されるのだろう、そう思うと怖くて涙が溢れた。
目隠しに水分は吸収されてしまって涙は頬を伝わらない。

「ああ、目隠しが濡れてしまっていますよ…」
「やめ、て…!やめ…?」

いきなり冷たい何かがペニスに巻きつけられた。
細い紐のようなものの先端には丸い何かが付いている。
古泉はその丸いものが俺の先端部分に当たるようにしっかり固定した。
なにやら嫌な予感がするのは気のせいじゃないだろう。

「もっと気持ちよくなりますからね」

その声と共に、俺は悲鳴を上げた。
なぜって、その丸い何かがすごい勢いで振動し始めたからだ。
先端部分を刺激されて、俺は気が狂いそうになる。
意思とはまったく正反対に体だけが強く快楽を拾ってしまって、気持ち悪い。

「なに、これぇ!あ、アアアァァァアア!」
「見てみます?」

そういっていきなり視界が明るくなった。
相変わらずな笑顔と、反り返ったペニスに固定されているローターが目に入る。
しかし、それ以上に俺が衝撃を受けたのもがあった。

「なに、撮って…!!?」
「あなたのいやらしいところを撮っているんですよ」

そう笑顔で返されて俺は死にたくなった。
古泉の手にはしっかりとビデオカメラが握られていて、俺の卑猥な姿を収めていたのだ。
もう我慢ならずに俺はむちゃくちゃに暴れる。
固定されている足と手を乱暴に動かすとがちゃがちゃと音がして、痛みが走った。
でも、変なところを撮られるよりかは数段もマシだ。

「あーあ、抵抗はしないほうがいいと思いますよ?」
「なに、ヒイイィィイイイ…!!!?」

いきなり振動が強くなって俺は腰を浮かせて快楽に反応した。
尿道が熱く焼け付き、一気に二度目の射精を迎える。
信じられないくらいぴゅぴゅっと精液は飛び散って、俺の胸元までを汚した。
嫌で嫌でたまらないのに、ローターのスイッチは切ってもらえない。
痛いくらいに敏感になった先端を刺激されて、俺は泣き叫んだ。
妙な感覚を覚えたからだ。

「お、おかしい…!なんか、また、で、る…!」

目を見開いて、口の端から涎をたらしながら俺は頭を振った。
何か、嫌な予感がする。





続き


あきゅろす。
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