煽られて


もう、わけが分からない。
ただ、組み敷かれてエドワードはぎりっと唇を噛み締めた。
頭の上には見慣れた上司がニヤリと笑っている。

「ついに気が狂ったんだろ、大佐」
「ああ、そうかも知れないね」

そんな余裕さえ見せる大人に、腹が立って仕方が無い。
エドワードはどうにかして逃げ出そうともがくが、強い力で食いしかれれば、何も出来なくて。
そうこうしているうちにあっという間に、ズボンが下ろされていた。
はっとして見上げれば、この大人は人の悪そうな笑みを浮かべて、ピンク色の液体の入ったビンをかざしている。

「ほら、鋼の…素直になれば楽だぞ」
「う、うぇ、あ…!」

どろりとした液体を口の中に流し込まれてエドワードは咽込んだ。
この変な液体も吐き出してしまおうとするが、ソレをロイは許してくれない。
口をふさがれて、吐き出すことは出来なくなってしまう。
そうなれば、せめて飲み込むまいと必死になっていたのだが。

「う、うふううぅぅ!?」
「飲み込まずとも、口内で吸収してしまうからね」
「うそ、あ、やああ!」

ずくん、と下半身がうずいた。
たまらなくて身を捩るが、それさえ許されず。
さらには露になったペニスに熱が集まってきたのを感じて、エドワードはむせび泣く。
犯される恐怖からか、逃げる気には到底なれずに、とにかく許しを乞うた。

「ごめ、なさい!なんでもするから、やめ、やめて…!」
「別にイイだろう?君は気持ちがいいことが大好きなのだから」
「違う、あ、あ、ああああぅ!!」

ぐりぐり、とペニスの先端を弄られてエドワードは甲高い悲鳴を上げる。
ロイはソレを面白そうに眺めながら、自らのペニスも取り出した。
その大きさにエドワードは息を飲む。
さらに、馴らしてもいないアナルへあてがわれて、弱弱しく首を振った。

「こわ、れちゃ…!」
「別に入れてやってもいいが、それではきついだけだからな…こうしてやろう」

そういうや否や、ロイは自らをエドワードのペニスに貼り付ける。
そして、ぬちゅぬちゅとペニス同士を擦り合わせ始めた。
大人のグロテスクなソレが可愛らしいペニスを犯す様は非常に倒錯的で。
エドワードは腰を引いてそれから逃げようとした。
しかし、腰を掴まれて引き寄せられるとそのままペニスを犯される。

「らめぇ!あ、ヒイイィィイ!!」
「すごいな鋼の、もうイきそうじゃないか」

口角を吊り上げてロイは笑みを深めると、さらに裏筋を重点的に擦りあげた。
そうされると、もうたまらなく気持ちが良くてエドワードは自分が犯されているという事事実を忘れて快楽を貪る。

「い、くうううぅぅぅ、んん!」

腰をびくつかせると、エドワードはあっという間に精液を吐き出した。
その様子を見て、ロイは目を細める。
なんとも卑猥なその姿は、いつもの少年の姿とはあまりにもかけ離れていて、ロイの興奮をさらに煽った。

「君がイケナイんだよ?」

そんなに、淫乱だから。



そう言ってロイはエドワードに覆いかぶさった。





end



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