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Novel
雪降る帰り道【乱花様】







「さみ〜。」


雪の降る真冬の中、シカマルは家に向かい帰っていた。


「そ〜いえば。」


最近ネジに会ってね〜な〜……とか考えながら。



ま、そう都合よくネジに会えるわけね〜か。


「…シカマルか?」


あー…。あまりにあってねーから幻聴まで聞こえてきたじゃねーか。


「おい。」


あまりにも幻聴が続くので、後ろを振り向いてみると……。


「やっと気付いたか。」


何度か目を擦ってみる。


「?何をしている?」


ネジが近付いてくる。


「おかしーな。ネジの幻が見える。」


「何、アホな事をいってるんだ。」


アホって何だよ。


「ネジは任務の帰り?」


「ああ。」


「何の任務だったんだ??」


「雪掻き。」


………あー。確かにネジ、少しさむそーだな。


そうだ。


「ネジ。」


「何だ?」


振り向いたネジに俺の着ていたジャンバーを被せた。


「なっ何だいきなり!」


「何ってさみーんだろ?」


「た、確かに寒いが…。」


「寒いが…何だよ?」


「俺がこれを着たらシカマルが寒いのではないのか?」


「俺ならへーきだよ。それに……。」


「っ!?」


ネジの頬に右手をそえる。


「大事なネジに何かあったら、困るからな。」


「…馬鹿シカ///。」


あーあ。顔真っ赤にしてらぁ。


「それに、俺ネジん家よって行くから。」


「?」


「何かあったけー飯でも作ってくれよ。」


「………仕方ないな。」



寒い寒い雪の中……


手を繋いだ二つの影は

歩いて行く……







おまけ

夕食後

「シカ。」


「何だよ?」


「家に帰らなくてもいいのか?」


「あぁぁぁぁぁぁぁー!!!」


その夜、シカマルは母に4時間ちかく説教をうけたらしい。












fin.
+++++++++
乱花様からいただきました!うわっ、ちょっ…萌え要素の集約ですよね(興奮/鼻水)
最後にシカマルが叱られるというオチも素敵過ぎますぅ(泣)
素敵な作品を有難う御座いました!







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