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拍手お礼
2009.バレンタイン限定刹マリ


バレンタイン限定拍手お礼

学パロで刹マリ+沙慈ルイでした



















青のヘアバンドをした金髪の少女が屋上のドアを乱暴に開ける

「せぇーつーなー!」

ひなたぼっこをしていた刹那は、癇癪(かんしゃく)を起こしているルイスに目を向けると興味がないのかまた寝ようとする

「ルイス・ハレヴィか」

「二時限目からサボるな!」

「…授業に出ようが出まいが俺の勝手だ」

「校内中探し回った私の身にもなりなさいよ!」

「また授業サボったの?」

「沙慈・クロスロード…」

「もしかして三時限目もサボるつもり?」

「ああ」

「マリナ先生の授業でも?」

「だからサボるんだ」

「刹那、マリナ先生のこと嫌いなの?」

「…………」

「刹那君」

自分の授業だけ出ようとしない生徒を不信に思ったマリナは、僅かな休憩時間を使い刹那を探し回っていた

「マリナ・イスマイール…」

最悪のタイミングだ

「マッ…マリナ先生!?」

「どうして私の授業だけ出たくないのかしら?」

「…それは」

「それは?」

「あんたが鈍感だからだ」

「何のこと?」

どこまでも鈍感な年上の教師に自分の淡い思いを伝える為、刹那はある罠を仕掛けた

「…授業に出てもいい」

「本当?」

「そのかわり条件がある」

「何かしら?」

「俺にキスしろ」

「ええっ!?」

「好きと言ったはずだ」

「音楽の授業の時に?」

「俺の真剣な気持ちを……うやむやにしないでくれ」

「刹那…っ」

「するのか?しないのか?」

「そっそれは…」

「どっちだ?マリナ」

「分かった……!するわ」

「ルイス、沙慈…」

「はいはい、邪魔物は退散しまーす。行こっ!沙慈」

「あ……うん」

場の空気を読んだルイスは沙慈の腕を引っ張り屋上を後にする

「他の人には内緒よ」

「無論だ」



内緒のキスをくれないか



(上手に息が出来ないの)




マリナ先生からキスしてもらいたいだけの刹っちゃん












お題拝借、9円ラフォーレ・確かに恋だった様

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