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ロックオンの災難(ロックオンとアレルヤとティエリア)




「薫ルル+左之&弥彦」が突然変異によって消えてしまったので、急遽作成しました

きちんと保存しておいたので…正直、かなり驚いてます

楽しく見てた方、申し訳ないです(土下座)




ロックオンの災難

ロックオンとアレルヤとティエリア

(ほぼ会話文のみ)



「ロックオン」

パイロットスーツに着替え、待機中のロックオンに、アレルヤとティエリアが口を揃えて話し掛ける

「なんだよ。2人して」

2人が自分を真剣な表情で見つめてくるからか、神妙な面持ちになる

「ごめんなさい、ロックオン」
「しかし、こうするしか他に方法がない」
「ちょっ…おまえら何を!!」

アレルヤが後ろから、ロックオンを羽交い締めにし動けないようにする

その隙にティエリアは、その場から動けないよう、彼の首にある物をはめて金具でとめる

「お、おい!なんだこれはッ!」
「何って、首輪ですけど」
「そんなことも知らないんですか?」
「俺が聞きたいのはそーゆーことじゃねぇ!!」

赤い首輪をはめられた憐(あわ)れなロックオン

逃げないように、頑丈な鎖で繋がれる

「何なんだ。この俺の扱いは!」
「だって…ティエリアが」
「完璧だ。これで貴方はここから一歩も出られない」
「これじゃまるで、犬みたいな扱いじゃねぇか!!」
「俺達が帰ってくるまで犬になってて下さい」
「立派な忠犬は主人の言うことを聞くもんですよ」
「フザけんなァァァ!誰が忠犬だ!」
「じゃあ、僕達は出撃して来ます。おとなしくしてて下さいね」
「ちなみに首輪には、逃走防止用に起爆装置がつけてありますから。くれぐれも変な真似はしないように」
「まことしやかに無視すんなァァァァ!!」

こうしてアレルヤとティエリアは、ロックオンが無茶をしないよう予防線をかけ、安心して去って行った

「さて……どーすりゃ外せるんだ?」

すかさず起爆装置が作動しそうになる

「おおっと…!危ねぇ……ティエリアの奴、いつからこんな危険なものを」

ロックオンはいつも通りのパスワードを入力し、ドアのロックを解除しようとする

「出れないのかよ…」

逃走防止の最後の砦(とりで)として、ドアには二重のロックがかかっていた

「チュウケン!チュウケン!」
「気持ちは分かるけどよ…やり過ぎじゃねえのか?」

これ以上抗(あらが)っても疲れるだけなので、仕方なくハロと一緒にトレミーで待機することにした




「少し強引じゃないか?」
「口で言って聞くタイプじゃない」

ティエリアは毅然(きぜん)と前を見据える

「私は前回の戦闘で彼に救われた…だから、今度は私が彼を守る!」

私の、大切な人――!



ぐるりぐるり、逆流する渦の中



すまいと必死だった、失くすまいと掻いた、ああそれは)









「ロックオンの災難」と言う題名の意味がわかったでしょうか?

首輪をはめてでも、出られないようにすればよかったんですよ

そうすれば兄さんはまだ生きてた

例えそれが…ロックオン兄さんの意思を捩(ねじ)曲げる、自己満足でしかない愚かな行為だとしても

生きてさえくれればどんな助けでも出来たのに…









お題拝借、ニルバーナ様

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あきゅろす。
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