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シン生誕祝い(キラシン&マイスター)

レイとルナマリアと刹那
(会話文)


※刹那は赤服設定






「コンディションレッド発令!コンディションレッド発令!」

「刹那、出撃だ。行くぞ!」
「了解」

「ほんと、シンと違って冷静で助かるわ」

「ルナマリアの言う通りだ。あいつにはいつも手を焼く」

「普段のシンはどんな奴なんだ?」

「短気で子供ですぐ衝突する奴よ!何度注意しても聞く耳持たないし」
「とにかく手のかかる奴だ。シンは」

「そうなのか」

「それに比べて……」

「刹那はまったくもって手がかからない。俺もルナマリアも非常に助かる」

「いや、俺は当然のことをしているまでだ」

「大人ね、シンと正反対のタイプだわ」
「確かに。無駄な労力を使わずに済むからな」

(ひどい言われようだな…シン。)

まあ、気を落とすな

お前は俺と違って感情を素直に表している

そこだけは……

俺には一生真似出来ない

「ルナマリア・ホーク。ザク、出るわよ!」
「レイ・ザ・バレル。ザク、発進する!」

「刹那・F・セイエイ。エクシア…出る!」



その頃…



ロックオンとシンと腹黒キラとアレルヤとティエリア
(ほぼ会話文)


※シンとキラはマイスター設定







「アンタなんか大っっっ嫌いだ!!」
「奇遇だね。僕もだよ」

「まーた喧嘩したのか?」
「ロックオン」

「キラ、いい加減シンをからかうのはやめろよ。アイツだって…それなりにストレス溜まってるんだぞ」

「まあね。僕もそろそろ…シンいじり以外の趣味もいいかなーとは思ってるよ。最近飽きてきたし」

「………相変わらずタチ悪いな、お前」
「何か言った?」

キラは、何も知らない人間から見れば、レモンスカッシュのような爽やかさで微笑む

「いや……別に」
「ならいいんだけど。僕ってけっこう地獄耳だから…」

だが、キラの纏う空気(オーラ)からは、底知れぬ腹黒さが滲み出ていた

(毎回、毎回コイツ等に振り回される俺って…)

ロックオンは気落ちしてしまい涙ぐむ

「あ、ロックオン」
「アレルヤ、それにティエリアまで」
「俺がいちゃ悪いのか?」
「悪かったよ、そう怒るなって」

「ところでシン・アスカはどこにいる?」
「シン?さっきキラと喧嘩してな。怒って部屋に戻ってったぜ」
「またなの?」
「そう、まただ…」

「お前も苦労人だな…ロックオン・ストラトス」
「アイツ等のせいでストレス発散が出来ねえよ」

「元気出して下さい。僕達も手伝いますから」
「悪いな。助かるよ、アレルヤ」

「俺は助けるなんて一言も言ってないからな…!」

「まあまあ、ティエリア。ロックオンがここまで窶(やつ)れているんだし」

「速やかな栄養補給と健康管理は、マイスターである俺達の義務だ」

ティエリアはそう言うと、お疲れ気味のロックオンにウ〇ンダーインゼリーを差し出す

「サンキュー、ティエリア」
「ふん……作戦に支障をきたすようなことがあっては困るからな」

「早く良くなるといいですね」
「ああ。まあ、問題児2人がいる限り、当分無理だろうが…」

ロックオンを労(ねぎら)うアレルヤとティエリア

「そういえばシンを探してたんだろ、何か用か?」

「うん、今日はシンの誕生日だから」
「プレゼントをあげることにした」

「9月1日だったのか」
「あれ、知らなかったんですか?」
「キラの誕生日なら知ってるんだけどな。聞いても答えてくれねえし…」

「そうだったんですか」
「今からシンの部屋に行く。お前も一緒に来るか?」

「…遠慮しとく」
「わかった。行くぞ、アレルヤ・ハプティズム」
「まっ…待ってよティエリア!本当にいいんですか?ロックオン」

「ああ、悪いが2人だけで行ってくれ」
「わかりました。すぐに済ませてきます」
「まあ、頑張れよ…!」

こうして、アレルヤとティエリアの2人でシンの個室へと向かった

「シン・アスカ。入るぞ」
「ちょっと邪魔するよ」

「アンタ、またからかいに!………って。アレルヤと……ティエリアか」
「だいぶ警戒してるみたいだね」
「一体何をされたんだ?そして、キラ・ヤマトはお前にどんな仕打ちをしたんだ…?」

「別に!いつものことだから……もう慣れました!!それより俺に、何か用でも?」
「シン、今日誕生日だよね…?」
「地上へ降りた時、2人で選んだプレゼントだ。無理にとは言わないが……受け取ってくれないか?」

「えっ!?わざわざ、俺の為に……!」
「ダメかな?」
「い、いえっ!喜んで貰います!!」

「シン・アスカ。これが君へのプレゼントだッ!」

ティエリアが両手で抱えてたのは、特大のウェディングケーキが、すっぽり収まるくらいの大きさで、飾り付けてある、ピンク色のリボンがアクセントになっている、白い箱だった

「デカッ!!」
「さあ、開けてみて」
「あっ!わかった」
「喜んでくれるといいのだが…」

「中身なんだろーなー?」

嬉しそうに箱を開け、中身を確認して見ると

「シーンー!」
「スッ…ススステラッ!?」

「お前の好みを吟味しつつ慎重かつ…厳正に選んだ結果、こうなった」
「シンの大切な恋人なんだってね」

「あああありがとうございますっ!!アレルヤ、ティエリア。最高のプレゼントですッ!!」

「喜んでもらえて何よりだよ」
「流石にあんなお前を見てるこちらからすれば、可哀相でならないからな…」

「名前……ステラ、だったよね?帝王黒キラ様に、イジられっぱなしの可哀相なシンを慰めてあげてね」
「わかった!」

「何を言っている!アレルヤ・ハプティズム!!」
「シンに日頃の疲れをとってもらおうと思って」

「他に言い方はないのかッ!!」
「ティエリア、顔、赤いよ」
「うるさい黙れ!この…ギャップ萌えキャラがッ!!」
「酷いよー!ティエリア」

シンは久しぶりに会えたステラに向かい、心から穏やかに話し掛ける

「シン!この人達、だあれー?」
「ステラの知らない人達だよ」

「知らない…?もしかして、悪い人?」

「ううん、この2人はね……とってもいい人。優しくて、あったかい人だよ」

「優しくて、あったかい…人?」
「うん、右の人がアレルヤで左の人がティエリアだよ」

「アレルヤ…ティエリア…シンに優しくしてくれた!」

「ステラも好きだろ?アレルヤとティエリア」
「うんっ!ステラ、アレルヤもティエリアも好き!」

「アレルヤ、ティエリア、紹介します。俺の彼女のステラ・ルーシェです」

「ステラ・ルーシェ……です。ステラね、アレルヤとティエリアのこと好き!」

「僕もだよ。あっ自己紹介するね。僕はアレルヤ・ハプティズム。よろしくね、ステラ」
「ティエリア・アーデだ」

「アレルヤ、ティエリア…ステラが…守る!」
「僕やティエリアを守ってくれるの?」

「うん!!」
「俺はステラ・ルーシェに守られるほど弱くはないが……まあ、好きにしろ」

「ティエリア、ありがと。ステラは嬉しい!」
「礼を言われるほどのことじゃない」

「ステラ…」
「シン…」

「お邪魔虫は退散するね。行こう、ティエリア」
「ああ…。シン!作戦に支障をきたさない程度にな」

「わかってますってっ!ステラ、愛してるよ」

「ステラも…シンのこと…愛してる」

アレルヤとティエリアから最高のプレゼントをもらい、誰にも邪魔されることなく最愛の恋人、ステラと愛を育んだシンは、みるみるうちに元気を取り戻しましたとさ

「いい気になって、余裕があるのも今のうちだよ……シン」

この3日後、キラ様の逆襲がシンを絶望へと誘(いざな)うことを、今のシンは知るよしもなかった…

「なんか俺、取り残されててねえか…?」
「ビンボークジ!ビンボークジ!」

相棒のハロにまで苦労人扱いされたあげく、1人…取り残されたロックオンは、思わず溜め息を吐いた










今日がシン誕と言うことで時間をかけて書きました

シン、誕生日おめでとう

愛しのステラとゆっくり愛を育んでね(笑)

ロックオン兄さんを不敏な扱いにしてしまいました

兄さん、ごめん…
そんなつもりじゃなかったんだ!

好評ならシリーズにしてまとめて書いてみたいです

ご意見・ご感想、いつでもお待ちしてます(>_<)

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