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2009.バレンタイン限定沙慈ルイ
その後の沙慈ルイ
「ラブラブだね。刹那とマリナ先生」
「ほーんと、ラブラブですね」
「ルイス？」
制服のポケットから、幾つかある種類の中から正方形の小さなチョコレートを頬張る
「ねえ……沙慈」
「何？」
「ここでチューして」
「はあ！？」
生徒が行き交う騒がしい廊下のど真ん中でキスをねだるルイス
「チューウー」
「な、何言ってんの！ルイス」
「ここでキスして」
「そんな…皆見てるし、出来ないよぉぉ！」
「じゃあ…人がいないとこでならキスしてくれる？」
「そっ、それなら」
「じゃあ、人のいないとこに移動しよ」
校庭の角にポツンと佇む写真部の部室
「ここなら大丈夫！誰も来ないよ」
「ルッルイス！もうちょっと暗いとこで…」
「向こうの暗室？」
「そう、駄目？」
「だーめ」
「なんで？」
「臭くてキスどころじゃないわ」
フィルム現像室にはただでさえ酢酸の匂いが充満している
「恥ずかしいの？」
「え……あ……そりゃまあ」
「沙慈、可愛い」
「からかわないでよ。ルイス」
「じゃ…改めて」
口許に手を当てコホンと咳ばらいをする
「キスして、沙慈」
とびきり甘いのをお願い
（ウブな沙慈が与えてくれたのは、いつもとは違う蕩けるような大人のキス）
本編とは違い思いっきりイチャつかせてます（笑）
お題拝借、確かに恋だった様
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