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お友達からおひとつどうぞ。

※SSSログ









「あ、あのっ!ユーフェミア様」

「何?ニーナさん」

「あ、ありがとうございます!助けて頂いた上に、服まで貸して頂いて…」



美術館を出ようとした矢先に、アッシュフォード学園の制服を着ている、三つ編みの女の子が私の名前を叫んでいた

「ユーフェミア様!」

私、なかなか思い出せなくて

「お礼が言いたいだけなのに…」

やっと思いだしたの

「お辞めなさい!その方は私のお友達です」

立て篭もり事件に巻き込まれ、常軌を逸(いっ)するほどイレヴンに脅え、私がブリタニアの皇女だと言うことを示し咄嗟(とっさ)に助けた子

「いいのよ、気にしないで」

ニーナを気遣い穏やかに微笑みかける

「ニーナさん、ひとつ聞いていい?」

「はい!何でしょうか?」

「なぜ…そんなにイレヴン、日本人の人を嫌うの?」

以外だった

ユーフェミア様が駄目な私にそんなことを聞いてきて下さるなんて

「話したくなかったら、無理に話したりしなくてもいいわ」

「…ごめんなさい、今はまだ言えません」

「そう、わかったわ」

「なんて言うか…その、まだ苦手意識があって」

どうしてもイレヴンイコール怖い、と言う意識が拭(ぬぐ)い去れなかった

「ニーナさんはとても辛い目にあったのね…」

「ユーフェミア様…」

初めて顔を合わせたばかりなのに私のことを按(あん)じて下さる

ユーフェミア様は本当にお優しい方

「話したくなったら話してね。私に出来ることならいくらでも力になるから」

「はいッ!ありがとうございます!!ユーフェミア様」

ユーフェミア様が優しく語りかける度に、私の緊張を解(ほぐ)してくれる

「ユフィ」

「え?」

「私のことはユフィと呼んで下さい」

「でも、皇族のユーフェミア様と一般人の私じゃ…」

「駄目、ですか?」

ユーフェミア様が寂しそうに首を傾げる

「そんな!!だっ!駄目なんかじゃないです!!」

「私もニーナのことをニーナって呼ぶわ」

「はい!えっと………ユ、ユフィ」

「ありがとう!ニーナ」



お友達からおひとつどうぞ。



(今日から私達はお友達です。よろしくね、ニーナ)






















ユーフェミア様に憧れるニーナとユフィちゃんです

仲良くなっていたかもしれない2人

ユフィはニーナにとっての女神様ですから

ユフィちゃんが生きてさえ、生きてさえいれば

あんなにも狂わなくてすんだだろうに…

誰のせいでもないのに









お題拝借、9円ラフォーレ様


あきゅろす。
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