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良心を蹴散らして




警告!

愛しさのあまりナナリーを襲おうとする、鬼畜ルル

微裏要注意




















鍵を持たずに、ナナリーを監禁している部屋に入るにはパスワードが必要だった

声紋(せいもん)との二重ロックで、厳重に管理されており、皇帝ルルーシュ以外の入室は不可能に近い

「入るぞ」

一応、一声かけてから入室する

「貴方、でしたか」

拘束服を着たナナリーは、赤い首輪をつけられ、黒ずんだ白いベッドに繋がれている

決して逃げられないように

華奢(きゃしゃ)な手足には、長い鎖と足枷で繋がれ身動きが取れないようにされていた

「実の兄に対して、随分と冷たい言い草だな」

「もう…貴方を兄だとは思っていません」

ナナリーは怪訝そうに、ルルーシュが自分の視界に写らぬよう避ける

「そうか」

低く含み笑うルルーシュは、ナナリーに嫌われた動揺を顔には出さなかった

むしろ、切迫したこの状況を楽しんでる風にも見えた

「それで、私に一体何の用ですか?」

「夜這いに来た」

「なっ!」

一瞬怯え、警戒心剥き出しのナナリーをものともせず、ゆっくりと歩み寄る

瞳を取りまく紫色の虹彩(こうさい)は生きて蠢(うごめ)くようであり、夜の川面(かわも)を漂う霧を思わせる

「こっちを見ろ」

「お断りします!」

「皇帝命令だ」

「貴方の命令を聞く義務は私にはありません…!」

視線をそらすナナリーの顔を掴み、否応なしに、ルルーシュの端正な顔へと目を向かせる

「ナナリー、お前を犯しに来た」

「気安く私の名前を呼ばないで!」

彼女は泣き叫び、全身で拒絶を態度に表す

「処刑する前にお前の苦しむ姿を見ておきたい」

「なら、今すぐ私を殺せばいいでしょう!」

「それでは楽しみが半減する」

「…っ!」

知的だが、冷たい悪意のようなものを含んだ視線に射すくめられる

「せいぜいお前には、俺の余興に付き合ってもらうことにしよう」

ルルーシュの左手がナナリーの滑らかな肌を触ろうとする

「嫌っ!汚らわしい手で触らないで下さい!」

黙ったままのルルーシュ

彼女の意思を無視して、お構いなく、白く柔らかい素肌の感触を確かめる

まるで子羊が、獰猛(どうもう)な狼に睨まれたかのような威圧感に、身体の震えが止まらない

「離して!」

今まさに狼に襲われ、そのまま喰われてようとされてるナナリー

必死に抵抗するが、鎖が手に絡まりよく動かせない

「やはりお前の肌は最高だな。柔らかくていい匂いがする」

拘束服をビリビリに引き裂いて破り捨て、彼女の成長した胸に顔を埋(うず)める

「鬼っ!悪魔!!」

「最高の褒め言葉だな…」

嫌がり、抵抗する体力も使い切ってしまい疲れ果てたナナリーを、ルルーシュお得意の言葉攻めで鳴かせる

「あっ!」

「ん?ここがいいのか?」

「ち、違います!」

「素直になれ。感じてるんだろう?」

「かん…じて、なん…か…ひゃあぁっ!」

「いい声だ」

童貞を卒業したルルーシュにとっては、至福のひとときであった

「大丈夫だ。痛くはしない」

「嫌ァッ!」



良心を散らして



(消せない傷を遺してあげる)









純粋にルルーシュとナナリーが好きな方には…

まあ、精神的ショックが大き過ぎましたね

すみません



ちなみに!

この文章は「癒し」を求めて書いた訳ではありません(当たり前だ)

こーゆーシチュエーションも萌えますってことで、試しに書いてみただけです

夜更かしはほどほどに(笑)









お題拝借、闇に溶けた黒猫様


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