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角砂糖のお城

※SSSログ








アーニャは政庁でユフィの帰りを待っていた

「お帰りなさいませ、ユーフェミア様」

アーニャは学校からユフィが帰って来たことを知り、嬉しそうに飛びついた

「ユフィっ!」

「遅くなってごめんね。ただいまアーニャ」

「お帰り、ユフィ」

ユフィがニッコリと微笑(わら)ってくれたから、つられて私も微笑ってしまう

いつものようにユフィの部屋に招かれ、2人きりでのんびりと寛(くつろ)

「ねえ…ユフィ」

「なあに?」

「どうやったらユフィみたいに笑えるの?」

「えっ……」

ユフィの笑顔には不思議な力がある

アーニャはずっとそう思っていた

「アーニャの周りには、自然と笑いたくなるような素敵な人達や環境はない?」

「………ない」

「そうだったの。じゃあ…笑顔の練習、しましょう」

「笑顔の…練習?」

「そう、顔の筋肉をほぐすの。確かにアーニャは表情が固いかもしれないけど、私と一緒にほぐせば良くなるかもしれないわ」

ユフィの名案にアーニャは成る程と頷(うなず)

やってみる価値はあるかもしれない

「はい、じゃあ…笑顔の練習!!」

ユフィとアーニャはドレッサーの大きな鏡に向かい、笑顔の練習をし始めた

ユフィは頬の筋肉を緩め自然体で

まだ笑うという行為自体に慣れていないアーニャはぎこちなく

「うん!いい感じ」

「本当?」

「だいぶ良くなってきてる。とっても素敵よ」

「嬉しい…」

「練習を続ければ、アーニャだってきっと笑えるようになるわ」

「私も、笑える……ユフィのように?」

「そうよ!私が保証します」

アーニャは次第に自分の素直な感情を表現出来るようになっていった

微妙な変化だったので、他の人は気づきもしなかったけれど、アーニャを見守ってくれてたユフィだけは、アーニャの変化にちゃんと気づいてくれた

周りにいる人達の目など、アーニャにとって対した問題ではなく、むしろどうでも良かった

ただ1人、笑顔の大切さを教えてくれたユフィの前では…



角砂糖のお城



(ユフィはお城の王女様、さらさらさらさら溶けてくの……私?私、出来ればユフィの妹になりたい。)

























捏造万歳!

ユフィとアーニャ、第二弾

今度はネリ姉(コーネリアさん)も混ぜてみたいです

仲良し3姉妹、萌えー!

ネリ姉はユフィには甘いけど、アーニャには厳しそう

逆にアーニャはユフィには甘えるけど、ネリ姉に淡々と接してそう









お題拝借、闇に溶けた黒猫様


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