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真夜中の反逆自殺




※警告!
ご注意下さい

ナナリーがフレイヤ弾頭で死亡していて、ルルーシュが精神退廃

つまり…崩壊寸前気味

薄暗い死ネタ、SSSログ










「ロロ、ナナリーと話をさせてくれないか?」

「兄さん…ごめん。ナナリーは…」

ナナリーが…シンダ?

「兄さん。ナナリーは……もう、いないんだ」

「そんなことは聞いてないッ!!」

ナナリーは…モウコノセカイニソンザイシナイ

「少しでいいんだ。ナナリーと……話をさせてくれ」

俺にとってナナリーは全てだった

「お兄様」

ナナリーは俺の世界そのものだった

「優しい世界でありますように」

世界が消失してしまった今、状況と言う概念はない

「フ…………フハハハハハハハハハッ!!」

ならば、俺のとるべき道はひとつ…




「兄さん、やめて!」

「なっ……ルルーシュ様!」

「ルルーシュッ!何やってんのよ!」

眼下は荒れ果てた海

ルルーシュは崖から飛び降りて、自らの生の幕を閉じようとしていた

精神崩壊したルルーシュには、ナナリーの幻影しか見えてない

「お兄様」

「ナナリー」

豪華な装飾が施(ほどこ)された、ピンクのドレスを纏ったナナリーは、悲しげに微笑む

「早くこちらへいらして下さい」

「わかったよ。ナナリー」

ルルーシュは、あまりにも悲しく微笑むナナリーを見、いたたまれなくなったのか、ナナリーの柔らかな頬に触れたくなった

「正直、もう1人ぼっちは寂しいです」

「大丈夫、ナナリーには俺がいる」

「お兄様が………本当の本当に?」

「ああ、もう離れたりなんかしない。ずぅっとナナリーの傍にいるから」

「嬉しいです、お兄様。これでお兄様は私とずっと一緒にいて下さる」

「ナナリーが離れろって言っても離れないぞ」

「お兄様こそ。私もお兄様から離れる気はありませんよ」

そうして彼は、地面を蹴って、ナナリーの温かい腕の中に飛び込んだ



真夜中の反逆自殺



(目を開けたまま視る夢……なぜか潮騒が耳から離れない)









ルルーシュを止めたのはロロとジュレミアとカレン

ナナ嬢、君の亡き骸をこの目で確認するまでは…
「どこかで生きてる」と信じているよ

どこからかひょっこりと姿を現して

1秒でも早くお兄様を安心させてあげて









お題拝借、闇に溶けた黒猫・9円ラフォーレ様


あきゅろす。
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