ぬるま湯につかる幸福
※SSSログ
「お兄様」
「何だい、ナナリー?」
ある晴れた日のこと、公園に散歩に来ていたルルーシュとナナリー
「今日は晴れていますか?」
「うん、雲ひとつない快晴だよ」
暖かい日だまりが2人を優しく照らし、空気が澄み渡り、爽やかな風が頬を撫でる
「お兄様。私…昨日、夢を見たんです」
「夢?」
「ええ……とても悲しい夢でした」
ルルーシュはナナリーを悲しませる夢の内容が気になり、そっと話しかけた
「どんな夢だった?」
「世界中の人達が泣いている夢でした」
「世界中の人達が…泣いてる?」
「はい。その人は貧困で苦しんでる人達だったり、多くの人から差別され、蔑(さげす)まれて悲しんでいる人達だったり…」
ナナリーの言う通り、今、世界中の人達が泣いているのかもしれない
世界はどうしようもない悲しみに包まれている
「でも…お兄様は私に教えてくれましたよね。1人の笑顔が広がれば、きっと世界中の皆が笑顔になれるって」
「ああ…そうだね」
幼い頃、目と足が不自由になったナナリーに教えた
笑顔は人に伝染することを
人目から見れば根拠のない綺麗事をナナリーは今でも信じてくれている
「お兄様が笑顔だと私も笑顔になります」
「ナナリーが笑顔だと俺も嬉しいよ」
ぬるま湯につかる幸福
(無垢な魂が汚されぬことのない様…ずっと守っていきたい)
ランペルージ兄妹は可愛い
ルルーシュがナナ嬢を溺愛するのも無理はない
あの可愛さは異常です(悶)
ランペルージ兄妹至上になっちゃいそう
(いや、もう既になってるか?)
ランペルージ兄妹を見てるとこっちまで癒される(笑)
ルルナナ=「無償の愛」と信じています
お題拝借、闇に溶けた黒猫様
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