淡色の焔
※SSSログ
暗い街に青白い屍衣(しい)のような光を投げかけているのは、雲間から覗く月
深夜にこっそりと帰宅したルルーシュは、ナナリーの様子を見に行く
「ナナリー」
「お兄様」
風邪をひき、ベットで横になるナナリーに話しかけるルルーシュ
「体が、かまってもらいたかったのかもしれません…お兄様が離れていくような気がして…」
ゼロとして黒の騎士団と共に戦場にいる時は、ナナリーのそばにいられない
最愛の妹ナナリー
ルルーシュの最大の弱点
それだけが気掛かりだった
「大丈夫、俺はずっとナナリーのそばにいるよ」
ナナリーの手をそっと握り返すルルーシュ
「本当ですか?」
「ああ」
「……よかった」
ナナリーは安心しきって眠りについた
誰か、俺の代わりにナナリーを守ってくれる騎士を見つけなければ
スザク、お前こそナナリーの騎士に相応しい
俺の代わりにナナリーを守ってくれ
「イエス、ユアハイネス」
淡色の焔
(悴む手を包む優しさ)
悴(かじか)むと読みます
ランペルージ兄妹溺愛
お互いを思いあうルルーシュとナナリーに、愛を感じられずにはいられないんです
そしてスザナナもスザユフィと同じくらい好きです
お題拝借、ハマヒルガオ様
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