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いちご味の恋

「お前ら、一体……何がしたいんだ!」


怪しい二人の疑惑を嗅ぎ取ったのだろうか?


頭痛を堪(こら)えるように表情を変えた


「アスランさんは俺の恋人ですっ!!」


「シン! お前、何を言って…」


シンがアスランの右腕を引っ張る


「何言ってるの? アスランは僕の恋人だよ」


「なっ!」


シンの恫喝(どうかつ)をせせら嗤(わら)うと、キラも同じく、アスランの左腕を軽く引っ張ろうとする


「ち、ちょっと待ってくれ! いつ俺がキラとシンの恋人になんて…!」


誠実を絵に描いたような顔をキラとシンに向け、公平に視線を注ぐ


「まさか、僕を差し置いて浮気してるの?」


「優柔不断だから二股かけてるんですか?」


降り注いだ声は、かすかに先を急(せ)かすような響きを帯びていた


「…その言葉、わかってて言ってるだろ」


言葉の刃(やいば)が、アスランの神経質な心に突き刺さり結構傷ついた


ただでさえヘタレであるのに


事の真相を暴(あば)く為、当事者のアスランは二人に迫られる


「違いますよね? 隊長!」


「そうだよね、アスラン?」


アスランは冷静且(か)つ理論的にまとめられず、結局話は降り出しに


いつまで経(た)っても結論は出なかった



いちご味の恋



(キラッ! な、何でそんな顔が近いんだ!?)




運命ではアスラン受けをプッシュしてます

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あきゅろす。
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