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躊躇うな、一気に行け




※SSSログ、セリフのみ













「刹那」

「なんだ?ティエリア。もうブリーフィングの時間か?」

「マリナ・イスマイールとはどこまで行った?」

「なぜそれを俺に聞く?」

「俺もこの四年間でいろいろ知識を吸収したのさ」

「そうか。どうりで雰囲気が変わる訳だ」

「ああ、単なる自惚(うぬぼ)れかもしれないが自分でも成長したと思っている」

澄ました顔で口元に笑みを浮かべるティエリア

「で、どこまで進んだ?」

「どこまでだって…いいだろう」

「まさか…!もう最終段階まで進んだのか?」

「いや、まだだ」

「じゃあどこまでだ?ABCDで示せ」

「…A以下だ」

「何っ!?Aも済ませてないのか!」

「ああ、だからかもしれない。最近変な現象に襲われる」

「なんだそれは?」

「マリナを思うと……」

「思うと?」

「ムラムラする」

「ムラムラ、か…」

「ティエリアもムラムラしたことがあるのか?」

「四年前、一度だけだが体感したことがある」

「ちなみに、ムラムラした対象の人物は?」

「…………」

「言えないのか?」

「ク…クリスティナだ」

「すると四年前、ティエリアは既に俺と同じ現象を発していたのか」

「そういうことになるな」

「このムラムラの根本的な原因は一体何なんだ?」

「さあな。刹那、改めて聞く」

「ああ」

「マリナ・イスマイールを見ると、ムラムラするんだな」

「間違いない。俺はマリナを見るとムラムラする」

「その現象をいかに効率よく抑えるかが、今後の課題だな」

「なぜ抑える必要がある?」

「刹那、何事にもまず順序がある。よく考えてみろ。いきなりマリナ・イスマイールにムラムラするなんて言ったら、その場で引かれるだろう?」

「そうか。ティエリアの言うことも一理ある」

「その現象を知られたら、マリナ・イスマイールとて少なからずお前から離れていくだろう」

「じゃあ…俺はどうすればいい?」

「向こうもムラムラさせるしかない」

「マリナをムラムラさせるよう、こっちから誘導するのか?」

「こうすれば99.8パーセントの割合いでうまくいくだろう」

「その気にさせればいいんだな?」

「その通りだ。マリナ・イスマイールをその気にさせればいい」



躊躇うな、一気に



(ミレイナ・ヴァスティ、話がある。マリナをムラムラさせるにはどうすればいいんだ?)










ムラムラする21歳刹っちゃん(笑)

この後ミレイナは胃痛薬と言って、怪しげな薬を刹那に渡します









お題拝借、闇に溶けた黒猫様



あきゅろす。
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