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刹那とマリナ




〜バレンタイン編〜


ここは、アザディスタンの宮殿。
第一皇女である、マリナ・イスマイールの個室


「刹那、ごめんね。急に呼び出しちゃって…」

「いや、構わない」

フェルトの手助けを借り、愛機エクシアで直ぐ様アザディスタンへ向かった刹那

「これを、受け取って欲しいの」

綺麗にラッピングしてあるハート型のチョコレートを刹那に差し出す

「俺に…くれるのか?」

「うん、手作りよ。刹那の為に頑張って作ったの」

「開けていいのか?」

「ええ、どうぞ」

刹那は早まる心を抑えながら、チョコレートの中味を確認する

「トリュフ?」

「そう、トリュフ。刹那は甘くないのが好きなんでしょ?だから…」

マリナの手作りのトリュフを食べる刹那

「刹那の口に合うといいんだけど…。」

マリナは不安そうな表情で刹那の方を見る

「マリナ」

「何?せ…………っ!」

刹那がマリナを引き寄せ抱きしめて口付ける。
突然の出来事にマリナは反応が遅れる

少ししてから、口付けをやめた
そして照れた顔でマリナに礼を言う

「ありがとう。マリナ」

ただでさえ、いつもは無表情な刹那の喜んだ顔が見れた
それだけでマリナは嬉しくなり笑顔になる

「どういたしまして、刹那」

向かい合い、薄く微笑む刹那とマリナ

刹那は、満足気な顔でアザディスタンを去ったと言う…


トレミーへと戻った刹那

エクシアから降りて、通路を歩く。
偶然、ロックオンに出会う

「おい、刹那。そのチョコレート…誰からもらったんだ?」

「機密事項だ」


(これは俺のだ!)



あきゅろす。
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