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Respect



城島先輩は無口で黙っている時が多く、真顔だと威圧感と言うか、禍々しいオーラが立ち込めるため俺以外の下級生は“触らぬ神に祟りなし”と言って、城島先輩には出来るだけ近寄らないが皆は何かを勘違いしている。

城島先輩はすごく優しくて後輩思いの良い先輩で一緒にいると凄く楽しい人なんだ。

後輩である俺への気配りも凄くて、一生一緒にいても苦にならないどころか、迷惑でなければ四六時中でも城島先輩の隣にいたいと思う程、城島先輩は素晴らしいお方だ。

城島先輩への想いを上げたら作文が苦手な俺でも辞書くらい分厚い本が出来上がるんじゃね?ってくらい書ききれない程にマジで超崇拝してる感じ。



先輩の素晴らしさを俺の同級生にも伝えたいと思った時期もあったが、今は…違う。

後輩の中で俺だけが先輩と仲が良くて、城島先輩を独り占めしている今の状況が心地よく思ってしまう。

マジで勝手な独占欲。

いつしか俺は、憧れの城島先輩の事を特別な意味を含む感情で見るようになっていた。

ってか城島先輩ほどのお方なら誰でも惚れると思う。

先輩、大好きですッ!!

愛してます!!!


と、思いっきり言えたら苦労はしないが、下っ端の俺が城島先輩に想いを告げるなんて恐れ多くて…言えない。

先輩は俺の事を“後輩”としか見ていないわけだし…。


愛の告白は出来ないが、城島先輩に甘えられる今の状況をふんだんに味わってやる!

だから今、城島先輩に傷の手当をして頂き、お手を煩わせて申し訳ない気持ちも有るが、本心では憧れの城島先輩に相手をしてもらっている!と言う嬉しい感情が全身に渦巻いていてもの凄く最高な気分だったりもする。

城島先輩の長い指が消毒液を浸した脱脂綿を持ち、俺の傷口に触れる…。

かなり沁みて痛いが、言葉に出来ないくらい幸福だ。

ってか、こんな近くに先輩の美しい顔があって心臓が破裂しそうだ。


睫毛なげぇーーッ!

肌綺麗ーーッ!

ムスク系の香水を愛用しているのか、城島先輩ってマジで男らしくて良い香りだし、色素が薄く黄金色に見える瞳に心が吸い取られそうになる。

…いや、とっくに心は吸い取られています!


LOVE城島せんぱ〜い♪



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あきゅろす。
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