K&K
放課後
授業中に勃起した俺は、前屈みになり深呼吸をして勃起が治まるのを待った。
ちなみに、この様な妄想は日常茶飯で、俺は頭の中で何百回も健吾に告白して何百回も健吾を抱いているが、現実の世界では一度も告白をした事が無い。
俺はムッツリで上がり症なのだ。
これは認めよう。
しかし、今まで誰かに自分から告白をした事が無いのだ。
俺は格好良いから黙っていても女から寄ってきては、勝手に腰を振ってくれた。
性においては今まで何の努力も無く生きてきた。
そして技術も無い。
だが、しかし!
今日こそはマジで告白をして可愛い健吾を俺のモノにしてやる!!
放課後に向けて闘志を燃やす俺であった。
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−放課後
「バナナチョコカスタードクレープ下さい♪追加でプリンも乗せる事出来ますか?」
…と、ゲロ甘そうなクレープを注文する健吾。
追加トッピングでプリンまで乗せてもらった健吾は店の人からクレープを受け取る。
そして俺はすかさず自分の財布からお金を出した。
「俺が出す」
俺、健吾の未来の彼氏ですから支払いくらいさせて頂きたい。
「え?奢ってくれるの!?」
「あぁ」
「本当に?わーい、有難う!!和馬だ〜い好き」
軽はずみで“好き”と言う健吾。
その場のノリで言っていることは重々承知だが、健吾の可愛い口から好きと言われりゃ嬉しいに決まってる。
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