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K&K
おかしいな…


ハァハァと息を上げる俺を見て健吾は目を細めて笑うと、押し倒したはずの俺を逆に押し倒し返した。


俺の上に馬乗りになる健吾。


あれ?あれ?

予定とはちょっと違うぞ…。


健吾って、誘い受け?


何だかいつもと表情も違う。


俺の妄想では、キスを終えた後の健吾は顔を赤らめて息を荒げ、涙目で眉尻を下げて俺を見上げているはずなのだが…、今の俺がその状態で、健吾は逆に眉尻を上げて楽しそうに俺を見下ろしている。


まるで小悪魔の様な笑顔だ。


健吾は俺に覆いかぶさるように再び激しいキスをしてきた。


俺は健吾のキスに翻弄されつつも、彼氏としての威厳を保つために頑張って健吾の上着を脱がした。


健吾の体は確かに白くて美しかったが…、思ったより筋肉質に思えた。


うっすらと腹筋が割れて見える。


この可愛い顔に似つかわしくない体だと思ったのは失礼な事なのだろうか。

毎日甘いものをたべてるから、俺の想像では健吾の体はプニプにして、少しだけ脂肪がついている幼児体系だった。

妄想の中の俺は健吾の腹の肉を少し摘んで柔らかな感触を楽しんでいたのだが…、本物の健吾は贅肉のゼの字も無い。


ってか、マジで男らしい曲線美を描いていた。


いやいや、でも、愛する健吾の体は可愛いッ!
そうだ!たとえ想像したモノとは違っていても可愛い健吾の体は可愛いッ!!


そう思い込み、健吾の乳首を指先で触れると…健吾は感じた様子も無く、クスリッと小さく笑い…


「カズマ、乳首触って欲しいの?」


と言って何故か健吾が俺の胸を触ってきた。


手の平全体で胸を大きく触っていたかと思えば指先で俺の乳頭を刺激して、起たせ、硬くなった乳首を摘んで引っ張ってはコリコリと潰した。


「…っ、ふっ…ん、…はぁ」

健吾の指の動きが卑猥で、俺の腰が痺れて胸が切なくなってきて…何だか我慢が出来なくて俺は熱い吐息と声を漏らした。


おかしい。


この声を出すのは健吾のはずなのに…。


可愛い健吾の乳首を弄って、ビクビクと体を痙攣させ、喘がすのは俺のはずなのに…何故か俺のほうが健吾に胸を弄られて感じてしまっている。


おかしい。



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あきゅろす。
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