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プッチン

両腕を頭上で縛られた僕は、両足を左右に大きく広げられ下半身には二人の男が陣取っている。
そして、その二人の男の指は僕のアナルに埋まっている。
僕は完全に勃起をして、男達に穴を広げられているという…死ぬほど恥ずかしい痴態を近藤に見られてしまった。


もう、本当に死にたい。


頭の隅っこでは誰かに助けて欲しいとは思っていた。

しかし、近藤にこんな姿を見られたくは無かった。

だが、逆にこんな恥ずかしい僕の姿はこれ以上、誰かに見られたくない。

もしも本当に助けが来るのなら、近藤が良い。

こんな姿、近藤意外には見られたくない…と、変な矛盾も生じている。


僕の脳内は既にパニック状態だ。


ただ、今の自分がとても惨めで、こんな姿を近藤に見られた事が、無性に悲しくて、恥ずかしくて、訳がわからなくて大粒の涙を流した。


「こ…こんどぉ…」

消え入りそうな声で近藤の名を呼ぶと、近藤は鬼のような形相になり、僕に陵辱している男達を見た。


「テメーら…ブッ殺す!!!」

二人の男子も近藤の気配を感じ取ると、瞬時に僕から離れファイティングポーズをとった。

前に僕を襲った気持ちの悪いデブオタクと違って今回の二人は喧嘩なれしていそうな不良系の男子生徒だ。

しかも2人も相手。

キレた近藤は構わずに、不良の一人に殴りかかった。

近藤の拳は残像が残る程、すばやく、ヒュンと空気を切って男子生徒一人の頬にヒットした。

その瞬間、鈍い音がなって男が半分程、体を回転させて飛んだ。

そして机に腰をぶつけた後、ドシャリと床に沈んだ。


続けて近藤はもう一人の男子に殴りかかる。

先程のすばやい右ストレートが繰り出される…が、かわされた。


この不良は本当に喧嘩が強いのか、今度は男のほうが近藤に殴りかかる。


−ドガッ!

と、音がして僕は恐怖のあまり眉を顰めた。

近藤は左腕で男の拳を受け、右手で男の胸倉を掴むと思いっきり引き寄せ…


−ゴスンッ!


力強く頭突きをした。


男の顔面に近藤の頭突きがヒットして、男は大量の鼻血を出してよろめいた。

口からも血が流れている。


しかし男の歯が近藤の額に当たったのだろうか、近藤も頭から血を流していた。

近藤の怪我は小さかった様で手の甲で額の血を拭うと、フラフラしている不良の顎を下から上へ激しく殴り上げた。

男は近藤のアッパーで縦に飛ぶと背面から地面に崩れ落ちた。


二人とも白目を向いて気絶していた。


近藤は床に散らばった僕の制服を拾い集めると無言で僕に近寄る。

腕を拘束している男のベルトを外すと、後方へ放り投げた。

そして僕の足をグイッ!と引っ張ると、乱暴にズボンを穿かせた。

しかし、恥ずかしい事に僕の陰茎はまだ、少しだけ起ち上がったまま…。



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