psychotic ※2※ はぁはぁと、二人の荒い息遣いだけが部屋に聞こえる。 龍一は吐精しても抜かずに、俺の腸内に自ら放った精子を塗り込む様に肉棒をゆっくりと丁寧に擦付けながら手に付いた俺の精液をペロペロと舐め取って一言『 おいし』と満足そうに微笑んだ。 今日のうちで何回目イッた? ゆったりとした動きでも、射精して敏感になっている俺はビクンッと快感が全身を巡るが、流石に疲労状態の俺は只ぼんやりと天井の一点を見つめる事しかでき ずにいた。 指先一つ動かすのすら、おっくうに感じる。 そして龍一はそんな俺に独り言の様に俺への愛を呟きながら体をギューーーッと強く抱き締める。 俺はソレが少し苦しくて顔をしかめた。 俺の顔はいつもの様に涙や汗や涎でグチャグチャだ。 龍一は、その汚い俺の顔を、涎の垂れてる顎から涙で濡れてる目元まで舌全体で舐め上げる。 まるで子供が大好物のソフトクリームを舐める様に嬉しくて美味しそうに。 拭う様に俺の顔全体を舌で撫で回した後、唇を吸われ、噛み付く様な激しいキスをされる。 すると俺の中に入っていた龍一のモノの質量が増すのを感じて、俺はいっきに血の気が引いた。 「・・・ンッ・・龍一、もう止めてくれ・・・」 俺は龍一が唇を離したすきに精一杯の抵抗を告げる。 このままでは本当にヤり殺される。 いつもの事だが、今日も俺が気絶するまで解放しない気だろうか・・・。 気付けば俺の目からは大粒の涙が零れ落ちていた。 「龍一…やめ‥て…お願い」 俺は龍一の両頬に掌を添え、龍一と視線を真直ぐに合せて告げた。 一瞬、龍一の瞳孔が開閉して… 「まさと・・・雅人ッ!雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人雅人っ!!!」 「んっあ!ぁああ゛あ゛ァーーーーーーーーッ!!!」 ・・・、逆効果だったかもしれない。龍一の肉棒の大きさがさらに増した。 それどころか再び腰をぶつけてきた。 もう喘ぎ声すら出ない。 声帯が悲鳴を上げ、掠れた音だけが口から漏れだす。 ただでさえ苦しいのに、有ろう事か龍一は俺の唇に己の唇を重ね、歯列をなぞり舌を絡め取り俺の口内を犯し出す。 上も下も俺の穴という穴は龍一に塞がれる。 お互いの唾液が混ざりあい、一つの液体となった唾液が俺の口から糸を引いた様に零れ落ちた。 下半身は激しいピストン運動でグチュグチャ、両方の乳首を指先で捏ねられ、口内は舌で巧みに犯され俺の思考と体は限界にきていた。 ―――もう駄目だ、無理! 再び強い波が襲ってきたが俺に射精出来る精子は残って無い。 だが、前立腺をペニスで激しく擦られ、頭が真っ白になり脊髄が溶け出すんじゃないかって位の快楽が波が俺を遅う。 何が何だか解らない。 気持ち良い、気持ち良過ぎて苦しい。 俺は自らも腰振り、ピークを迎える。 「アアアアアアアッ!龍一ッ!リュッ!…はぁんアッ!ア゛ーーーーーッ!」 「雅人ッ…フッ!‥愛してるッ!!」 俺は初めて射精なしでイッた。 それと同時に意識が薄れていった・・・。 [*前へ][次へ#] [戻る] |