☆★STAR★☆ いいえ、現実です 「痛ッ・・・イデデデデー」 俺はキングに髪を捕まれ、薄暗く人通りの少ない校舎の西側へと引きづられている。 痛い 怖い 痛い 怖い マジ頭皮痛いし! ってかマジでヤバイよ俺! 噂によると天よりも高いプライドを持つという彼だ。 多分さっきの俺の笑いをキングは馬鹿にされたと勘違いしているんだ。 ズルズルと引きづられ俺は校舎西側の一番奥から二番目の空教室に投げ込まれた。 バランスを崩した俺は背中から床へ落下した為に一瞬息が詰まる。 「何故空教室なんでしょうか…?」 「バカ?今からお前をグチャグチャに殴るからに決まってるじゃん!邪魔されたく無いし♪」 ・・・はい、俺終了のお知らせ。 聞きました? 突っ込み所満載ッ! ボコボコでは無くグチャグチャって何? そして、やっぱり殴られる事は決まってるのね? そんでもって上記の答えが出なかった俺はやっぱりバカって事になるのか? …やっぱり神様なんてのは存在しない。 [*前へ][次へ#] [戻る] |