☆★STAR★☆
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つか俺ってマジ天才、推理力ありすぎじゃね?
それにしても・・・クッソーキングめッ!友人を道連れにするなんて性格悪いぞッ!
ってかアレ絶対俺のほうが恥ずかしい役回りだと思うんだけど!
ムーカーツークーッ!!!!
いつか絶対仕返ししてやるぞ。
頭頂部に有る便秘のツボとかさりげなく押して嫌がらせしてやる!
そんでもって見事便秘になったキングに俺は正露丸を渡してやるんだ。
そしてキングに
”ありがとう歩夢、そうそうコレ。歯が痛い時に詰めると効くんだよねぇ〜・・・って違う!俺便秘ッ!”ってゆー、しょうもないノリ突っ込みをさせてやるぞ・・・フフフ。
おぼえておれキングよ。
俺が邪悪な笑みを浮かべていると
「キモイ」
と一言姉は言って部屋から出て行った。
そんでもって時計を確認した俺はベットから転げ落ちた
「ヤバイ!遅刻するぅ〜〜〜ッ」
兎に角俺は急いで支度して家を出た。
寝癖で横髪がピョコピョコ跳ねてるのなんて気にしないッ!それどころじゃないから!
俺がダッシュで駅に向かって走っていると
-ブォオオオオオンンッ!キキィーッ!!
バイクのうるせぇ音が近付いてきて俺の進行方向を塞いだ
???
人が急いでいるときに何なんだよ邪魔くせぇ〜・・・と思っていたら
「おはよう歩夢ちゃん!一緒にガッコ行こう!」
「す、杉田君ッ!?」
フルフェイスから顔を覗かせたのは昨日俺の家に遊びに来ていた杉田くんだった。
単車に跨り、ヘルメットの後ろから赤毛の長い襟足を靡かせている様が妙に似合ってるというか、どこからどうみても不良なんだけど、オシャレ感が漂っていてカッコ良かった。
うらやましい
バイクの似合う男って憧れだよね〜
っていうか。
「・・・えっと、一緒に行こうって事は・・?」
「うん、乗って!歩夢ちゃんと学校行きたかったから、ちゃんと朝に起きてみた」
ニコニコ笑う杉田君にヘルメットを手渡された。
「乗っていいの?」
「もちろん!」
助かった!これなら遅刻せずに余裕の登校間違いなしだ!
俺は渡されたヘルメットを着用して大きなバイクにまたがり杉田君の制服をチョンと小さく握った。
「これじゃあ危ないから、ちゃんと俺にしがみついて」
「わっ!」
腕をとられて杉田君の身体に回された。
確かにコッチの方が安定するから安全だな・・・うん、安全第一!
「歩夢ちゃん、もっと俺に密着して?」
「う、うん。こう?」
「もっと」
「え?もっと?」
俺の股間が杉田君の身体に着くくらい近寄り、上体は杉田君の身体に巻きついている。
バイクってこんなに密着して乗るモンだっけ?
・・・ま、いいか。
「じゃあ、行くよ〜♪」
杉田君が上機嫌に俺に発進を告げると、バイク特有の音を響かせて走り出した。
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