☆★STAR★☆
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「ふぃ〜気持ち良かったぜ」
-ガチャ
「キングおまたせぇ〜、ふぃ〜あっちぃー」
風呂から上がり俺はタオルで頭を拭きながら部屋に戻ってきた。
「アッ、歩夢ッ!!?ふ、服着ろよ馬鹿・・」
キングはビックリしたような目で俺を見てすぐに視線を逸らした。
湯船に浸かりすぎて火照ったから俺は手にTシャツを握り、上半身裸で部屋に戻ってきた。
よく父さんの場合は風呂上りにパンツ一丁で家中を歩き回るが、俺はちゃんとズボンを穿いてるから別に下品じゃない・・・よね?
火照ってほんのり紅潮した肌を冷ますべく俺は窓を開けて夜風を感じながら外を見ていた。
ん〜、風呂上りの夜風って気持ちが良いぜぇ〜、汗がスー…と引いていく。
そろそろ上着を着ようかな・・・って時に後ろから抱きつかれた。
「キング?」
「湯冷めするぞ?」
「あ、うん。ありがと、俺もちょうど今上着を着ようかなって思っていたんだ」
だから腕を離して・・・って言おうとした所で後ろからキングに耳を軽く噛まれた
「ヒャッ!き、キングッ!?」
キングは俺を後ろから抱き上げる、その瞬間頭にのっていた湿ったタオルが床に落ちた。
そして俺はキングによって少し荒々しくベッドの上に降ろされた
「わっ!なっ、何ッ!?」
キングは俺に馬乗りになって上から俺の腕を掴んだと思ったら、頭上で俺の両腕をキングの片腕でシーツに縫い付けられる。
「・・・そんな格好で俺の前に現れて、どういうつもりだ?」
上から俺を見下ろすキングは真剣な顔をしていた。
「え?」
どういうつもりも何も、ここは俺の家、俺の部屋で、俺は普段どうりの通常運営な訳で、これといって理由なんて有りませんが・・・
え?俺なんかした?
もしかしてアレか?
キングの前で鶏がらみたいなヘナチョコな裸で現れたから、怒っているのか?
変なモン見せやがって、目が腐ったらどうすんだヴォケ!って事ですか?
いくらなんでも、それだったら俺に対して失礼じゃね?
別に下半身を晒した訳じゃないんだし、そこまで怒ることもなくね?
キングは財閥の息子でお坊ちゃまって噂があるから、庶民的な俺のこの行動が下品で許せないとか!?
お下品ざます!ってか?
わかんねぇーよ・・・
俺が色々考えていると再びキングに耳を舐められた
「ふぁっ、ぁ、きんぐ?」
耳の穴に舌を入れられダイレクトに粘着音が脳内に響き、俺はこの感覚に身体を振るわせる。
耳を弄られるとゾクゾクが止まらなくなる・・・俺の弱点だ。
「あゆむ、良い香りがする」
耳元で低く甘い声で囁かれる
香り?風呂上りだから石鹸の匂いがして当然だ。ってか同じ石鹸を使ったんだからキングからも同じ香りがするはずだが?
キングは次に俺の首を大きく舐め上げ、空いている掌で俺の上半身の形を確かめるように全体を撫でるようにまさぐる。
「・・きん、ぐ?」
納得できないが、どちらにせよ俺は嫌がらせを受けるほど、キングに不快感を与えてしまった訳だ。
舌が肌を滑りながらキングの頭部は下へと下がり、その唇が胸の飾りまで辿りつくと舌先で軽く舐められた後、強弱をつけて吸われた。
「ッ!?ひゃんッ・・ぁ・ふぁ、あっ、ゃだ」
もう一つの突起も指で摘まれては爪先で潰されてはクリクリと指の腹で捏ね繰り回される。
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