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☆★STAR★☆
2

「ねぇ、歩夢」

「ん〜」

俺がお茶を飲みながら、やる気の無い姉に返事をする。

「今日歩夢と一緒にいた人…歩夢の彼氏でしょう?」

ブフーーーーーーッ!!!

飲んでたお茶を盛大に吹いた!

「も〜何やってんのよ汚いわね」

「なっ!ネーちゃんがバカな事言うからだろ!!俺ッ男っ!ネーちゃん、俺チンコ付いてるのッ!!彼も男だから普通に考えて有り得ないよね!?」

「歩夢にチンコ付いてるの知ってるよ〜」

「わーーーッ!バカ姉!チンコとか言うなよ!指で突っ突くなよ!セクハラーッ!!」

もう本当誰か助けてくれ!フリーダムすぎる姉をどうにかしてくれ!

「ふ〜ん、この反応を見ると付き合っては無い様だね〜、でも歩夢…同性でも恋愛が出来るって事は知ってて欲しい…」





………あれ…何で急に暗い空気になんだよ?


あ、そう言えば‥

「ネーちゃん、今日俺と一緒にいた人なんだけどさ、ネーちゃんのファン…なんだ」

詳しい事情や恋愛感情については会った時にキングが直接言いたいだろうから、俺からはファンって事だけ伝えよう。

「えー!?嘘でしょう?あの人私のファンな訳ないよ〜、だってライブ中ほとんど私の事見て無かったよ」

「はぁ?」

「はぁ?って…アンタ気付いて無かったの?さすが鈍感ニブ助だわ!」

「鈍感ニブ助…って変な仇名つけんな!さっきから意味不明な事ばっかり言って何なんだよ!アーミンのファンがライブでアーミン見ないで何を見てたっつーん
だよ!」

「はぁ〜本当に鈍感ニブ助‥、ライブ中、彼はアンタしか見て無かったのよ。私が歌ってるのに…失礼な事に光輝く私ではなく、よりによって腕の中に収まるミ
ジンコみたいなアンタを愛しそうに見つめてたのよ」


「まっさか〜」

そんな事有る訳ないじゃん!
ネーちゃん、とうとう頭だけじゃなく目も悪くなったのか。



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