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☆★STAR★☆
絶対命令3

加藤の唇に据われた俺の舌先が、加藤の咥内に拉致られて驚いた反動で俺は舌を抜こうと試みるが、加藤の歯裏をなぞってしまう。

すると加藤のキスがこれよりも更に激しくなって、俺と加藤の混ざり合った唾液を咥内に注ぎ込まれて舌の裏の柔らかくて敏感な部分を舌先で左右に摺られて刺激された。

まるで別の生き物の様に蠢く舌に翻弄され、幼稚な俺の舌は加藤の舌に犯されてるみたいだった。


加藤は又しても少しだけ唇を離すと、視線を横に向けて俺と加藤の激しいキスを見ている3人に見せ付ける様にして俺の唇を大きく舐め上げて、また唇を奪って舌を差し込んできた。


-チュブッ、ヂュッ、ジュルル…ちゅっぱ、チュッ!!


もう、だめ。

キスだけなのに頭が痺れて、背筋がゾクゾクして腰が蕩けそうなくらい……



“ きもちいい ”



「ぁ、あぁ、んっ…はぁ、ん」

加藤の激しいキスに意識が奪われていたが…お尻の辺りに何やら硬いモノが当たってる。


加藤は時々腰を動かして俺のお尻にピクピクと蠢く硬いソレを押し付けてきた。


これって加藤の…


意識したら凄く恥ずかしくて、更に身体が熱くなってきた。

その間も加藤は俺に激しくキス攻撃をしてくる。

溢れ出した唾液が口から滴り顎を伝うが、加藤は俺の唾を逃したくないのか、下から顎を舐め上げて、そのまま唇に吸い付き咥内に溜まった唾液を吸い取られた。

加藤は熱い眼差しで俺に微笑みかけると濡れて光る唇を何度も合わせてくるのだ。

加藤のキスが凄くて俺は全身の力が抜けてしまい、加藤にされるがまま・・・。


ずっと加藤の激しい舌技と唇に翻弄され続けていた矢先…





「は〜い、終了ッ!!!!」


背後から杉田君の声がすると身体を掴まれて、半ば強引に加藤から引き剥がされた。


「むーくんッ!!」


加藤が俺の腕を掴んで離すまいとする手を、慶斗が無慈悲に剥ぎ取る。


「残念だが、時間だ加藤」

冷たい眼差しで加藤を見る慶斗は口元だけで微笑んだ。


加藤の体から離れたものの、恥ずかしい事に力が入らない俺は、立てずにフニャッと崩れ落ちそうになった。

だが、杉田君の腕が膝裏にまわると俺は床に座り込む事無く、抱き上げられた。

いわゆる御姫様抱っこをして杉田君は俺を運ぶと元の席に戻ったが、背もたれの無い丸椅子は危険だと判断したのか、ソファーに降ろすと杉田君が丸椅子に座った。

加藤は濡れた唇を舌なめずりした後、杉田君と慶斗を恨めしそうに睨んだ。


「クソ共が!良い所を邪魔しやがって。…ぶっちゃけ、あのままムー君を押し倒したかったのに…」

「そうか、それは残念だったな。俺は加藤を張り倒したいぜ」

「ケートちゃんは優しいネ。俺はボコボコに殴り倒したい」

「むしろ土に埋めたい」

加藤の文句に対して慶斗、杉田君が答えるが、最後に小さな声で浜田君が何かを言ったがボリュームが小さくてよく聞こえなかった。


未だに頭が呆けてる俺の元に慶斗がくると、濡れたオシボリとティッシュで顔を丁寧に拭きだした。


「大丈夫か?…歩夢がこんな状態では王様ゲームは続行不可能だな」

慶斗が言うと杉田君が残念そうな顔をして唇を尖らせて加藤を睨んだ。

テーブルを移動させて浜田君が俺の目前まで来ると心配そうに顔を覗きこんだ。




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