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☆★STAR★☆
絶対命令2

男の俺が、男の膝上に乗るのって…やっぱり、俺の男道に反する気がするし、何より恥ずかしいゾ!!

照れ隠しで、視線を逸らしたら…


「むー君、マジで可愛いッ!!」

「ぅわ」


加藤は俺の身体に腕をまわすと抱き寄せた。


なっ、なにごとッ!!?


と、思う間も無く加藤の股間の辺りにお尻が乗ってる体勢で、俺の股間が加藤の腹に密着するほどに近くなっている。


「ムー君、恥ずかしいの?瞳が潤んでるけど命令はまだ終わってないよ?」

「……うん…」

「ムー君からキスして?」

「えッ!?」

「ほら、早く」

至近距離から加藤の唇を見た俺は、顔から火を噴きそうな程に恥ずかしくなった。

綺麗な形をした唇から視線を反らすと、俺は何気なく周りに目を配った。

すると、慶斗が辛そうな表情をしており、杉田君も眉間に皺を寄せて嫌そうな顔をしていた。

すぐ隣にいる浜田君は歯を食い縛って拳を握り締めていた。


いずれも3名は真っ直ぐに俺の事を見ている。


こんなに視線を感じたらキスなんて出来ないよ…。

戸惑っていると加藤に顎を掴まれて、正面に振り向きなおされた。


「余所見したらダメ、俺を見て」


目前には加藤の綺麗な顔がドアップに有る。


「かとう…」

「ほら、早く。…ずっとこのまま俺の上に乗ってても良いけど?」


キスをしなきゃ、命令を終えることが出来ない。
このまま、この体制で加藤の上に居続けるのも小恥ずかしい!

俺は意を決して加藤に近づき、そっと…唇を合わせた。



柔らかくて温かい。



それにしても・・・・、やっぱり痛いほどの視線を感じて恥ずかしくなった俺は一度顔を離した。


だが…、今度は加藤の方から俺の唇を奪うと吸い付つかれて唇を開かれ、少し開いた隙間から無理矢理舌を挿入された。


「ッ!?…ん、っ、んんッ」

歯の表面を加藤の舌が行き来して、歯茎や歯と頬の隙間にも遠慮なく舌が蠢く感覚がムズ痒くて、俺の呼吸も少しずつ荒くなり思わず口を開くと、加藤の舌が俺の舌を絡め取った。

口腔内を刺激されて唾液が過剰に分泌するが、溢れる液ごと舌を舐められ、口の中を縦横無尽に動き回る。

息苦しさに俺は加藤の肩口のシャツをギュッと握り締めた。


−ぴちゃっ、ピちゅっッ、くちゅ!!

「ぅ…あっ、んぁ…はぁ、っ」

あまりにも野生的な加藤のキスに喰われている俺は息苦しくて自然と声が鼻にかかった。

そして、おのずと俺はさらに口を広げたが加藤は口に隙間無く唇を密着させると顔を交差させて顎の上を舌先で撫でた。


「んぅっ、っ…ん…」

激しいキスに俺の心臓の鼓動は早まってるのに酸素が足り無いためか、頭がボー…としてきた。

少しだけ唇を離したかと思えば、リズミカルに舌を出し入れして俺の唇の表面や濡れた裏側、奥にある舌の表面を擦る様にピストンした。


「ぁあ…ふぁ、っ、んぁあ」


何だよこのキス、うますぎ。


どうしよう…。


背筋がゾクゾクと痺れて、下腹部がキュンキュンする。

思考が働かなくなってきちゃった。

足りない酸素を補おうと口を大きく開けると、又しても加藤に舌を絡め取られ、今度は涎ごと舌を吸い取られた。


-じゅるっ、ヂュヂュッ…ヂュルッ!!


「んぁあぁ〜っ!!?」



やばい。



…キスだけなのに…き、きもちいい!?




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あきゅろす。
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