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☆★STAR★☆
お待たせ


バキッ!


ドガッ!!



視界が広がった…と思ったら二人が床に倒れていて、鬼の様な形相をしたキングがいた。


キングは倒れた彼らにツバを掃き捨てた後、握っていた缶コーヒーをゲーム台に置き、俺を後ろから抱込む加藤に拳を放った。


一瞬で見えなかったうえに目を閉じてしまったので分からなかったが、俺の身体から加藤の手は離れていた。

恐る恐る後ろを振り向くと口元から血を流しよろめきながら加藤が立っていて、血を拭いながらキングを見上げた。

前を向けばキングが

「あれ?俺アンタには本気で殴ったつもりだったけど、何で倒れて無いんだ‥?妙に軽かったし、もしかして避けた?」

…と、首を傾げて加藤を見ていた。


「俺に一発入れるとは君、結構強いよ…ムー君、危いからちょっと退いててネ」


さっきまでアホ加藤のせいで熱をもっていた身体が一瞬で冷め始めた。


…そのくらいヤバイ状況になりました。


中学時代ヤンキーで番長?トップ?をしてた加藤と、あのキングが今にも殺し合いでも始めそうな雰囲気を漂わせて対峙していた。




まさに地獄絵図!





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