「死んだら幸せになれますか」
件名なし。本文それだけの質問メール。差出人は登録されていないメールアドレスのためわからない。けれど、俺はそれが紫のアルコバレーノからのものだと確信した。理由なんてない。ただのボンゴレの超直感というもの。携帯電話を開いて黙り込んだ俺を不審に思ったのか一緒に午後のティータイム(と呼ぶほどものもでもないただの息抜きだ)を一緒にしていたトマゾのボスであるロンシャンが俺の携帯画面を横から覗きこんで絶句した。
そして携帯をひったくるように俺の手から奪い取るとかちかちと凄いスピードでメールを打つ。
「生きていたってしあわせになれるよ」
送信ボタンを押したと思うと俺の携帯電話を持ったまま部屋を飛び出した。慌てて後ろ姿を追い、廊下を競うように走る。目的地なんてお互い口にしなくても決まっていた。
待ってて!いますぐに幸せを届けに行くよ
(幸福はどこに。ロンシャンと綱吉と。ロンシャンに救われているスカル捏造。)
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