恋より愛がほしい 28. 一哉side もう二度と、呼び出したりしないと決めていたのに。 青空がすごく綺麗で、爽やかな風が吹き、あまりにも心地よくて、愁にメールを送ってしまった。 愁と空を眺めるつもりだったのに、愁を見た瞬間、昨日の事が思い出されて、頭が真っ白になり、口から出た言葉は...。 "舐めて" 俺の言葉通りに咥えるなんて、一年前の愁なら、絶対にしなかった行為。 今の愁は淫らで...そんな姿を見せられ、理性は壊れ、頭を掴み押さえ付け、愁の口を俺でいっぱいにする。 "壁に手ついて" 愁の吐息だけでも、興奮してしまうのに、脚を開き、突き出す格好で俺を待つ愁。 止められなかった。 激しく、深く、突き上げた。愁にとっては苦しい行為だとしても、快楽を求め侵し続けた。 "愁" 無意識に呼んでしまった。 指示通り自分で扱き、体中を震えさせ、白濁液が壁に飛び散り、愁の背中には、俺の白濁液が飛び散っている。 それを見た瞬間、さっきまであんなに熱かった下半身、体中の体温が零度を下回ったかのように、冷たくなっていた。 どうしたらいいのかわからない。 確かなことは、お前を愛していること...。 [*前へ][次へ#] [戻る] |