[携帯モード] [URL送信]

短編駄文
かたつむり
ラブラブ、魅レ、裏、保健室。













私は今、保健室に来ている。
レディースデイが酷くて具合が悪いから暫く休みたい…と知恵先生に言ったが嘘。

元気いっぱいの健康体である。

まぁ、いわゆるサボリというやつだ。
目的はそれ1つではないけれど。

「…魅ぃちゃん」

ガララ…とゆっくりドアが開いたかと思うと私を呼ぶ声が聞こえた。

その声の持ち主はマイ・スウィート・ビューティフル・グレーテスト・ラヴァーのレナだ。

実は教室を抜ける際にチラッとレナを見やっておいた。

レナはそれが気になって追いかけてきてくれたのだろう。

「来ると思ってた。」

「だって…魅ぃちゃん目配せしたでしょ?何か用事があるんじゃないかな?…かな?」

分かっていないような口振りだが照れくさそうにモジモジしているのを察するに…期待してるみたいだ。

「目配せって…ちょっと目が合っただけじゃん。」

「えっ…うぅ…そっか…」

もちろん本当はわざと目配せをしたのだが意地悪を言ってやると残念そうに少し俯いてボソッと呟くレナ。
…可愛いなぁ、もう…。

「…用事があるって言えばあるんだけど。」

「なっ…何かな?かなっ?」

俯いていたレナは一転、パッと顔を上げ嬉しそうに私を見ては明るく返す。

「何って…わかってるくせにさぁー…にっしっし!」

「へぁっ…!?わっ…分かんないよ…何かなっ?かなぁっ?」

下心丸出しの私の台詞に顔を紅潮させ動揺する。
…こりゃ完璧に分かってるんだろうけど…もうちょっとだけいじめて、焦らしてやりたい。

「まっ、いいから隣おいでよ。」

私は身体の位置をずらしてポンポンと枕を叩いて添い寝を促す。

レナは無言でそーっとベッドに横になり布団を顔の半分まで寄せては此方をじーっと見つめる。

「…可愛いよ、レナ。」

「ッ…!?みっ…魅ぃちゃんだって…かぁいい…よ…?」

うぉーっ!今すぐ抱き締めたいぃッ!!
声に出して叫びたいがこの想いを声に出すとなると声帯を痛めるどころか喉が爆発してしまいそうなので脳内に止めておいた。

「サボリで保健室に二人きりでさ…しかも同じベッドで寝てるとなるとさ…インモラルを感じずには居られないよね…」

「みっ…魅ぃちゃん…いんもら…る…はぅー…」

私の露骨な言い回しにまともに返事出来ずただただ照れるレナはより深く布団をかぶった。

「レナは今感じない?インモラル。」

「…分かんないよぉ…。」

否定はしないところがまた一段と可愛いねぇこの子猫ちゃんは。くけけっ。

「そっか…おじさんはものっ凄く感じてるんだけどなぁー…」

「感じ…てるっ…?」

「そう。すっごく感じてるよ…レナ。」

「…そっ…そうなんだッ…。」

感じてるという言葉に興味を示したので妖しい言い方をしてやると露骨に照れ隠しのごまかしを披露してくれた。

正直、そのっ…する時より興奮してるかもしれない。
だってレナがこんなにも可愛い反応をするんだから…。

もう我慢ならない。

私の手は耐えきれずにゆっくりとレナの身体へと忍び寄る。

そして…まずはレナのお腹に手を添える。

レナの身体がほんの少しピクッと反応したが気にしない。

「レナの所は昨日の晩ご飯何だった?」

「えっと…オムライスだけど…」

急に晩ご飯のことなんか聞かれて疑問に思ったみたいだ。

レナが答えている間にも私の手は脇とお腹を行ったり来たりと繰り返し…擽る。

「ふーん…おいしかった?」
「う…うん…おいしかった…。」

レナは擽ったそうにモジモジと僅かに身体を捻らせるが私はそのまま脇から鎖骨、首をなぞる。

「レナが作ったんだよね?今度おじさんにも食べさせてよ。」

「う…うんっ…んんっ…」

何とも無いようなフリをしようとするのだが声が時折漏れているので感じちゃってるのがバレバレだった。

…私の手は更にレナの首元から胸へと這う。

手の平全体で撫で回してはその力を徐々に強くしていく。

「みっ…魅ぃちゃ…」

「美味しいだろうねぇー…早くレナのオムライスが食べたいよ。」

レナが何かを言いかけたがわざとらしい私の言葉に遮られて、そのまま黙り込んだ。

レナの胸を更に揉む。制服越しに指が食い込む感触がこれはこれでいい。

「今日…レナの家に行ってもいい?」

「…お父さんに聞いてみなきゃ…」

胸から徐々に手を下半身へ滑らせていく。
太股に到達してはスカートをスルッとゆっくり捲りあげ…遂に私の指はそこへ触れた。

「きゃっ…!魅ぃちゃんッ…!」

レナはビクンと身体を跳ね上げては布団で十分に隠れた顔を更に両手で覆い隠した。

「ちょっと湿ってるね…」

「やだっ…恥ずかしいよぉ…」

レナは既に下着を湿らせており急に直接的な言い方で指摘されては耳まで赤くし恥じらいに酔っていた。

そのままくにくにと優しくいじくる。その度レナの身体がビクンビクンと敏感に快感を示すのでつい指の腹で上下に激しく擦ってしまう。

「うぅぅッ!!やッ!!はげしッ…んやぁッ!!」

喘ぎ声が大きくなってくるに連れその声色にも艶が入ってくる。

「…誰かに聞かれちゃうよ!…もしかして聞いて欲しかったりー?」

「ちっ…ちがぁうぅッ…ひゃぁッ…」

艶の入った喘ぎは更に艶やかになり私の愛欲を煽ってくる。

「…おじさんとレナが愛し合ってる声…聞いて貰おうかな。ほらっ!」

止めを刺すべく耳元で囁き指先は的確にレナの弱いところに触れる。

「きゃぅぅぅッ…!だめっ…!魅ぃちゃぁぁんッ!!」

「レナ…大好き。」

「やぁあぁんんッ!!」

私の囁きに身体を反らし、恥じらいと快感に声を荒げてはビクン、ビクンッと絶頂へ達す。




「んんッ…はぁッ…はぁッ…」

…顔を赤らめて息を整えようとするレナが愛しくて抱き締めた。

「魅ぃちゃんッ…いじわる…好きだよっ…」

「私も好きだよ…レナ。」

「大好き…魅ぃちゃんっ…」

「可愛いね…よしよし。」

なんとらぶらぶな私達。
レナが近くに居ると無条件に幸せ。
レナとなら24時間一緒に居ても飽きない。むしろ快感。


「そのっ…今晩…お父さんに聞いてみるね…」

「頼むよ。…次はおじさんが愛して貰う番だね。」

「魅ぃちゃんっ…」

「レナに抱かれるの…楽しみだよ。」

「…はぅーっ…」

早くレナに…して貰いたい。

レナだけが触れられる場所に触れて欲しい。

…一緒に寝たい。

レナの寝息を聞きながら
レナの寝顔を眺めながら

抱き合って、眠りたい。

「魅ぃちゃんっ…」

そっと抱き締めてくれた。優しくて…心地よい。

この腕に
この胸に
この声に
…この子に包まれると全てが清らかになり、癒やされ、あったかくなる。

「…おやすみ。」






目が覚めると昼休みで、圭ちゃん達が私達を起こしにきたのだが、レナの衣服の乱れに気付いた圭ちゃん達は一斉に顔を赤くしキャアキャアとはしゃぎながら退散したのであった。

その声にようやく目覚めたレナが怪訝そうな顔で廊下の方を見たので

「なんでも無いよ」

とだけ教えてあげた。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!