短編駄文
竜宮レナの憂鬱
魅レ、ほぼ強姦気味注意
最近魅ぃちゃんの様子が変。
なんというか、本当に「おじさん」的というか…とにかく何だか危険な香りがする。
それも私だけに対して。
昨日だって突然私のスカートの中に手を突っ込んでお尻を撫でてきたり(無言で)
昼休みにトイレに付いてきて…私が入った個室の隣に入って何やらガタガタと騒がしくしたり(私は結局用は足さず逃げ出した)
その後、放課後には抱きついてきて身体中をベタベタ触ってきたり…(耳元でハァハァと声を荒げつつ)
それが嫌だとか、そういうことをするから魅ぃちゃんを嫌いになるとか、そんな事は全く無い。
だけどなんとなく…度を過ぎているというか、正直に言うとちょっと怖い…。
今日は学校は休み。圭一くんと魅ぃちゃんとで遊ぶつもりだったんだけど…圭一くんがベタに風邪をひいて中止になった。
よって、魅ぃちゃんが沙都子ちゃんと梨花ちゃんを誘ってウチに来ることになった。
…なんだか嫌な予感がするのは気のせいかな…かなっ…?
ピンポーン
心に暗雲が立ち込める中、チャイムが鳴った。
多分、魅ぃちゃん達。
私は飲んでいたお茶を置いて玄関へ急いだ。
「レナ!遅くなってごめんね!」
魅ぃちゃん…だけがそこには立っていた。
………なんか…なんか…
「いらっしゃい魅ぃちゃん!…あれ?沙都子ちゃん達はどうしたのかな?かなっ?」
「それがさー…買い物に行ったみたいなんだよねー。自転車も無いらしいし。」
なんだかウソっぽい。
「残念だねっ…後でもう一度誘ってみよう?」
「そうだねー、おじゃましまーす!」
魅ぃちゃんと共にとりあえずは居間へ。
「あれー?お父さん居ないのー?」
「うん…あ…もっ、もうすぐ帰ってくるはずなんだけど…」
居ないとなると魅ぃちゃんが何をしだすか分からないのでとりあえずすぐに帰ってくるだろうと釘を刺しておいた。
「うーん、レナのお父さんはスーパーでたまたま圭ちゃんのお父さんに会ってそしてそこに沙都子達と偶然にも出会ってせっかくだからってことで圭ちゃんのお父さんのオゴリで4人でエンジェルモートでお食事取ったりでもしてなければすぐに帰ってくるね!」
……………………。
調べた?調べ尽くした?そしてそうなるように仕向けた?
園崎がとてつもなく恐ろしくなった。
…恐らくお父さんは暫く帰ってこない…
それは沙都子ちゃん達も一緒…
ということはつまり…
「レーナっ!」
「わっ…ちょっ…魅ぃちゃんっ!!」
早速魅ぃちゃんに抱きつかれてしまった。
以前だったら「かぁいいよぅ!お持ち帰りぃーっ!」で済んだけれど今の魅ぃちゃんにそれを言うと確実に私がお持ち帰りされそうだ。
「観念しなよレナぁ…」
「なっ…何をかなっ…かなっ…」
「わかってるくせにさぁ…ほぉれ!」
魅ぃちゃんの両手がむんずと私の胸を掴み持ち上げる…。
「やっ…やだ魅ぃちゃん…レナ…怒るよーっ!?」
「やっぱ…怒る?」
やはり嫌われたくないのか…それは分からないが、私はとりあえずコクリと頷く。
「ま、私ゃそんなの関係無いんだけどねぇ」
「…えっ?」
そのままソファーへ投げるように倒され魅ぃちゃんの方に顔を向けた瞬間、私の腹部に馬乗りになり高圧的に俯瞰する魅ぃちゃんの目が…怖く感じた。
「ホントに怒るよ、魅ぃちゃん…」
怒っているぞ、本気だぞ…そういう意思を伝えたかったが、声が震えた。身体も少し…強張ってきた。
怖い…
「怒ればいいじゃん…すぐにヒィヒィ言うと思うけどさー」
「魅ぃちゃん…冗談なら止めて…」
冗談であって欲しい。
何を考えずともこの状況は本当に…怖いから。
「…本気だよ」
「本気なら考え直して…魅ぃちゃん、レナは女だよ?意地悪しても何も楽しくないよ?」
冗談で無いのなら説得するまでだ。
馬乗りされた時点で私は大した抵抗なんてできない。
それに加え魅ぃちゃんの方が腕力や場数は上なのだから…きっと私が肉体的に魅ぃちゃんを跳ね除けることなんて出来ないと思う。
だから先ずは説得。
多分無意味だけれど。
「レナが男だろうが女だろうが…私はどっちにしてもレナを犯すよ。レナがレナである限りね…そういうワケだから、早速…!」
「やだッ…やだやだッ!!魅ぃちゃんッ!!やめてッ!!」
かなり乱暴に強引に衣服を剥ぎ取られ、下着さえもすぐに外されれば私は胸を隠すのに精一杯。
僅かな抵抗も虚しく次いでスカートの中の下着をグイグイと引っ張られ…脱がされた。
…私はジタバタともがき悲鳴をあげるしかできなかった。
「レナ…可愛いよ。」
「見ないで…見ないでぇッ!!」
怖い…そして、少し気味悪い…
私は鳥肌を立たせて悪寒に寒気をおぼえた。
恥ずかしい…
「レナ…見るよ」
スカートが捲られそうになったので必死に魅ぃちゃんの頭部を掴み止めようとしたがその手首を逆に掴まれ私の頭の上に抑えこまれた…
魅ぃちゃんのいやらしい目線がまじまじと私の胸と上半身全体を這い回る。
「見ちゃヤダ…止めてッ…ごめんなさい…」
私は、泣いていた。
まさかこんな風にされるなんて思っていなかったから。
優しい魅ぃちゃんがこんな風に乱暴なことをしてくるなんて思わなかったから…裏切られたような気分。
「ごめんレナ…私…我慢の限界でさ。」
私の顔をじーっと見つめながら魅ぃちゃんの舌がゆっくりと近寄り…ベロッ、と先端を舐めて弾かれた。
「ひぁぁッ…!?」
快感が気持ち悪かった。
優しさのない快感。
暖かさのない快感。
嫌…嫌…
泣き喚く私を放りそのまま唇で摘まれ、遂には口内にふくまれればちゅうちゅうと音をたてて吸われたり舐められたりと好きなように虐められ、無意識に身体がピクピクと反応してしまう。
それに少し慣れてきた頃に逆の胸へ唇と舌が移動し、同じように吸ったり舐めたりが繰り返される。
「魅ぃちゃん…嫌い…嫌いッ…!」
本当に嫌いになった訳じゃない。でも…悲しかった。
「おじさんはレナが好きだけどね」
胸を責めるのに飽きたのか次は唇を奪われた。
抵抗したかったけれど手は動かせないから唇をきつく閉ざすくらいしか出来ず…
すると唇をガリッと噛まれ、「痛い」と言おうと口を開いた瞬間に魅ぃちゃんの舌が私の舌にすぐに絡みつきベロベロと舐め回された。
ねっとりと絡みつく舌の感覚が凄くえっちで…本当なら舌を噛んで仕返しをしたっていいのだが、それが出来ないのは私の心が折れだしたからなのだろうか。
ちゅぱちゅぱと吸われ、ぺろぺろと絡み合い…舌を犯され身体は麻痺する。
やがて解放された私の舌は互いの唾液で糸をひきそれを魅ぃちゃんが指で掬い、味わうように舐め取った。
「もう…止めて…魅ぃちゃん…お願いッ…」
無駄だと知っていても乞うことしかできない私。
悔しくて恥ずかしくてどうしようも無かった。
魅ぃちゃんが無言で私の太股に手を添える。私は咄嗟に足を閉じたがグイッと無理矢理に開かされ…露わにされる。
「可愛いよ、レナ…」
魅ぃちゃんの視線が痛いくらいに突き刺され、涙に勢いが増す。
堪えていたはずだが、いつの間にか号泣していた。
舌が私の秘処に近づき…私は必死に止めてと何度も叫んだけれど、お構いなしにソコを舐められ…私はまた叫ぶ。
「止めてッ…いやぁぁぁぁッ…魅ぃちゃんッ…許してぇッ…!!」
許しを媚びる私の声を聞いた魅ぃちゃんは舌の動きを反比例に激しくし、遂には指でくにくにと挟みこみ…次いで膣に舌を押し込ませてくる。
「―――ッ!!」
気持ち良い、初めて他人に触れられる…その快感に次第に抵抗することさえ面倒になる。
ただ、泣いて、鳴いた。
「しっかり感じちゃってるじゃん?」
…そう。私は犯されて感じてしまう…マゾヒストだった。
同性の友人に犯されて身体を悦ばせるのだから…。
「指、入れるよ…」
あぁ、奪われてしまうんだ。
ただそれだけ考えて後はただ涙を流して魅ぃちゃんの意地悪を眺めた。
指がゆっくりと…ぐいぐいと私の膣に忍び込んでくる。
「んぁぁッ…ひァん…」
快感と微かな痛みに声が漏れる。
「入ってくよ…凄くやらしいよ…レナ…」
ニヤニヤと、悪魔の様な笑みで指を侵入させ…遂に奥までつっこまれた。
「んきゃッ…ひぅ、んんッ…」
「腰動いてるよ…」ぐちゅ、ぐちゅ…
卑猥に犯される音が聞こえて…狂いそうな程に私は感じてしまう。
「やぁんッ…ひぁぁッ!!魅ぃちゃんッ…ダメ!!ダメぇぇッ!!」
より一層ぬるぬると膣で動きを激化しあちこちを掻き回され愛液が漏れる音が時折響く。
その液体音が響く頻度が早くなってきて…呼応するように私の喘ぎも無意識に高くなる。
「あれだけ嫌がってたのに…イキそう?」
「…だからッ…止めてぇッ…!!」
そう、絶頂しそう。もう…何も考えられない。
魅ぃちゃんに無理矢理されて気持ちよくなってしまう…はしたない自分が嫌い。
…恥ずかしい…絶対…イッちゃダメ…
「見ててあげるよ…イッちゃえ…」
「やだッ…イキたくないのッ…恥ずかしいッ…やだやだやだぁぁッ…!!いやぁぁぁッ…!!」
ぐちゅぐちゅぐちゅ…
掻き出され、擦られ、濡れる音。
聞きたい…もっと聞きたい…聞いちゃダメ…
葛藤。魅ぃちゃんの指が私をどんどんと追い詰めていく。
聞きたいッ…見て欲しい…もっと聞かせて…もっと虐めて…
「イッちゃうぅッ…魅ぃちゃんに虐められてイッちゃうよぉッ…!!」
降参したも同然。
私はイケないことだと知りつつも魅ぃちゃんに犯される快感に身を委ね、無抵抗に徹した。
「ト・ド・メ…」
魅ぃちゃんが私の耳元にそっと囁き…聴覚さえも犯される。
「ひぁぁぁッ…んんッ、んくぅぅぅッ…!!」
全身鳥肌をたて痙攣し、狂った喘ぎ声で叫び背を反らし、身体をビクンビクンと震わせて…私は遂に達してしまう。
愛液が溢れ病的に全身が跳ねて…快感に神経が麻痺する。
「んぁーっ…はぁぁっ…」
魅ぃちゃん最低ッ…。
まさか魅ぃちゃんに初めてを奪われるなんて…
「レナ…愛してる」
図々しく私の頬にキスをした魅ぃちゃんに…思わずビンタした。
頬を押さえる魅ぃちゃんを放って私は衣服を着直し、魅ぃちゃんを突き飛ばして叫んだ。
「帰って!!」
私は泣いてた。
恥ずかしかった。
魅ぃちゃんになら…本当は、されたって構わなかった。
それくらい好きだった。
だけど魅ぃちゃんにこんなことをされた今はもう…暫くは会いたくない。
私は…本当は嬉しいはず。
魅ぃちゃんと…愛し合えるのなら、それは私にとっても幸せなことだったはず。
だけど…いや、だからこそ涙は溢れた。ショックだった。
もう、友達に戻れないのかな…そう思うと、苦しくて苦しくて仕方がない。
魅ぃちゃんは私をあぁいう目で…見ていたのだろうか。
なんだか辛そうな、重たそうなゆっくりとした歩き方で魅ぃちゃんは部屋の外に出た。
それからちょっと経って、玄関の締まる音が聞こえた。
ガチャリ。
あれ…鍵の音…?
その音に首を傾げた刹那どたどたと荒々しい足音。
「レナ…おじさんね、まだ足りないよ…えへっ、もっと虐めてもいーい?」
どこか眼光の暗い魅ぃちゃんは不自然に微笑んで、私を殴りつけた。
それから何度も何度も…私は達し、逆らえば殴られた。
私の…何が罪だったのだろう。
なんでこんな目に合ってるんだろう。
逃げようとしたけれど再び倒された私の手元には…花瓶が合った。
………………………。
………………………?
………………………。
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