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サイコパシー・レッド※グロ表現注意
「起きたか……」
「ん…、リゾットさ…ん…」

再び眼が覚めたアマーロが目にしたのは、自分を見つめるリゾットだった。

感情の乱れを鎮める意味の緑のフローライト(蛍石)。
それに似た瞳。
闇の中、ある種の光を当てれば青く光る、内に熱情を秘めた石。

彼が変わらない表情でいても、今のアマーロは彼の淡い瞳を見るだけで自分をとても心配してくれたのが分かった。

体が浮わついたような気分のまま、あまりよくない自分の視力でアマーロは周りを見渡す。

純白のシーツ、ベッドの黒い枠、白い天井、清潔なカーテン。

ごく普通の病室。
リゾットは彼女のベッドの脇に置かれた椅子に座っている。
膝の上には小さな文庫本。
確か待合室で見覚えがある薄青い表紙。

「ここ…、…病院?」

かさついた喉で、弱々しく聞くアマーロに、リゾットは言う。

「ああ、そうだ。
お前が倒れた後に点滴を打って貰ってな、今は休ませてもらっている。
そうだな…、看護婦があと1時間は横になってろと言っていた」

「うっ、そう言われたら、何かチクチクしてきたかも………」

それにアマーロしか分からない程度に苦笑して、リゾットは頭を撫でる。

「すまない、言うべきじゃなかったな。

だが、痛くても、もう少し我慢するんだ。
大分顔色が良くなってきた…」

「リゾットさん………」

「?」

目覚めた時、すぐに気付いた。
手。
ゴツゴツした指。
それがアマーロの冷たい小さな手をそっと包んでいたのを。


「手…、ありがと………握ってくれて…」

覚えていてくれた。
プロシュートがいなかった夜に、そうしてもらってたのを。自分が嬉しかったのを。

「さみしくない……。
…あったかい……ッ、あたし、さみしくない………ありがと……」

体調を崩すと、彼女は必ず誰かにいて欲しかった。

「あのね…、小さい時…もっと小さい時ね……、あたし、よく今日みたいになってたの」

それは誰も自分を見てくれなかった昔を思い出すから。

眼が覚めても、誰もいない。暗い部屋に一人きり。見渡して泣きたい気持ちになった。
(パパ…ママ……。

…もう、くるしくないよ…、よごさないから…おこらないで)
口に手を押さえて、隅に小さくなる。
泣いたら迷惑になると思って、声を殺して涙だけ流したのはいつからだったろう。

「けど、自分でガマンしてた………。うん、あたし、いつも色々汚しちゃって…悪い子だから………しかたなかったの。
あ、でもお兄ちゃんと一緒に住むようになったら、そんな事なかったよ。

でね…。
あたし今起きて、リゾットさんがいてくれたのがね……………、

すごく嬉しかったの…。
起きて、一番初めに貴方が見れたのが………嬉しかった」

アマーロはにこりと笑う。本当に幸せそうに。
目覚めて一人じゃない今の自分。
側に大好きな人がいる。しかも心配してくれる。自分を。
それだけで充分なのだと。

その意味を読みながらリゾットは黙って話を聞く。

「リゾットさんは…不思議だね……。
すごく安心する…。
あたし、リゾットさんと何年も一緒にいたみたいな気持ちになってるの」

彼女は慕う、彼を。

この前、抱き締めてもらいながら眠った時、自分は『世界で一番幸せな女の子』なんだと思うまでに。

リゾットにとっては、自分は単に彼になつく女の子だろう。
でも今のアマーロは、リゾットをただの大好きな人じゃなく、それ以上のものになりつつあった。


「えっと…つまりね………リゾットさんが大好…きって…………言いたい………だけなんだけど……」
…胸が切なくて、いたい。
甘くて、幸せな、この気持ちは。



…何なのだろう。

赤くなりながら毛布に顔を潜らせて、熱くなってしまってる彼女を引き上げて、穏やかな目付きで見つめる。

「まだ寝ていろ…俺は離れず側にいる」
心地よく響く柔らかな声にアマーロは頷く。


それのはっきりした答えは知らなくても、今は、まだ、いい。
今、彼はアマーロの側にいてくれると言ってくれたから。

「…行かないでね…」

だからその心地よい声に目を細めて、手をぎゅっと握り返した。



















…しかし、一瞬逃避しようとした意識は覚醒する。


強く脈打つ心臓。
気絶する前に、見たあれを。

あの時の光景。

死体。
死体、逃げる女を引きずり廊下の奥へ連れ出す者。
断末魔。






『…お前が側にいた日々は…嬉しかった』



リゾット。
…頬と髪に返り血をつけ、悲しそうに笑う彼を。

(……駄目ッッ!)

微睡みから無理矢理に身体を起こして、リゾットの腕を強く掴んだ。
聞いて、と言って。

「……ダメ…っ。ダメなの。
いや………。
リゾットさん…………信じてくれないかもしれないけど………、

早くここから出たい…。

あたし、ううん、あたし達ね。早くここから離れなくちゃいけないの…!
…だって………、だって…ッ」
「あらアマーロちゃん、思ったより早く起きたのね」
部屋に響く女性の声にハッとアマーロは顔を向ける。
その先、入口に立つアマーロの見知った顔。

まばゆいユニフォームを着た若い看護婦。
輝く笑顔。
薬指には着け始めた指輪。つい最近に。
少し前、定期検査に来た時の話を聞いていた。来月に彼女は結婚するのだと、同じ病院の検査技師の彼と。
そう話し、幸せそうに笑う顔が印象的だった。

だが今、アマーロはその笑顔が全く違うモノに見える。



そう思った瞬間にアマーロはリゾットに強くしがみつき、ガタガタと震え出した。

彼女には『視えた』、『聞こえた』からだ。



『…始まる……、

間もなくだ…………。

お前の、
許されざる者の、
恐怖が、試練が……………

覚悟を……今…………』

看護婦の背後に現れた2×4が、嘲笑っているのを。リゾットには、彼女以外には見えないが、アマーロは知っていた。
看護婦が、

「あ………、あっ………………っ!」

「あら?どうしたの震えちゃって。


だいじょうぶ!この注射は痛くないわよ!















すぐ終わるから」



すでに。

死んでいるのを。







高々と上がる注射器。
針の先。
アマーロの目に向けて急降下する。














「『メタリカ』」




ーーードスッ。

アマーロに注射針を突き立てようとした看護婦の腕を掴み、看護婦の首に生やした刃。
予めリゾットが持ち歩いていたナイフを。
それは不気味に鈍く光って、ユニフォームをナースシューズを赤く染めていく。


看護婦の腕をギリギリと掴んだまま、その方向を見ずに、冷たい表情でリゾットは呟く。

「…やはり生きていたか。
姿がなくても、俺には解る。

貴様の薄汚い魂は…、
『サイコパシー・レッド』の気配は酷く臭うからな…」

腕を離すと、腹に強く蹴りを叩き付む。
それに女は抵抗もなく、与えられた力のまま床にズルズル滑りながら叩きつけられた。



「ひどぉい…貴方、赤ちゃんいるかもしれない、のにぃ…………」

せせら笑う看護婦の足元から現れるモノ。

赤い男。

筋肉の剥き出しになった脳髄の露出した人間に最も近い姿。

四つん這いの身体をぐらぐら左右に動かし、口をにちゃりにちゃりと動かして、出来かけの小さな手足を唇から覗かせている。

『石鹸箱ノ毒………………私ノ血ガ、渇ク…血ノ…粉ニナル……飲マセテ…クレ…ハヤ…ク』
『クラぁあイ……クライィ………クライ………私ハ、被害者……………』
と呟きながら、足元を赤い足跡を残して女の周囲を歩き回る。

『サイコパシー・レッド(異常愛の名は支配)』。それが名。

プロシュートが始末した筈のあの男の、
リゾットを恨む男の持つ、おぞましきスタンド。

その能力は、支配。
犠牲者に取りつき、自分の思うがままに身体を動かす事が出来る。
犠牲者が恐怖に狂えば狂う程いい、そうすれば一層思うがままに操れる。
人間としての意識を残し拒否しても、その身体は犠牲者の愛する人間を手にかける。




「あら…何の事………ひど…いわ…、私、ただ…命令されただけなの…にィ。

ゴポッ……、痛いィ…








痛いイタイイタイイタイナァイタイイタイイタイイタイイタスケテタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイよイタイイタイワァあああああああハハハハハッッアーッハッハッハッハッハ」


「きゃ、

きゃああああああーーーーーーッ!!!?」


「…目を閉じろ、アマーロ」
リゾットはアマーロを左腕で抱き抱えると、壊れた人形のように手足を揺らして起き上がる看護婦に向かって、素早く右の掌を向けた。

アマーロの寝ていたベッドが、耳障りな音を立てながらリゾットの右手の軌道に合わせて動き、凄まじいスピードで看護婦と赤い男の身体を壁に叩きつけ、甲高い笑い声が奇妙に混ざり合う。






「リゾットさんっ」
「…いいな…声を出すな。
(これはただの物理攻撃だ……当然ヤツには効いてない………ただ目を反らす為…)」

リゾットはきつくアマーロを抱き上げると、己とアマーロの身体を透明化し、注意深く病室から廊下へ歩み出た。




一歩出た瞬間、轟く悲鳴。









ーうああああァアア

ギャアアアアアアア


そこは地獄と化していた。


「止めろ!!?やめてくれぇえええっ!ぎゃあああああああ」

「いやぁああああ!!」

「来ないでくれぇえええええ」

何十体もの赤い男が人々を襲う。
赤い男が口の奥から水音をごぽりと立て、出すのは血まみれの脊髄。
それが赤い肉の糸を出し、人々の目、耳、鼻の穴に入り込み、ずるりと音を立てて口内に侵入する。
「……ゲェッッ」
泡を噴きながら床に悶絶する犠牲者。
「しっかりし……………ギゃッ」
心配して駆け寄った人間を掴み、喉を食らいつき、耳や唇を食い千切る。
激しく抵抗する手足を上から押さえつけ、ガツガツと食い漁る。
「やめ………やめっ!やめて………ッッ」
やわらかい腹に突き立てた指をかき回しながら引きずり出した腸で首を締める、血の滴る髪を無理矢理むしりながら喉に突っ込む。

鏡の前に立つ看護士。
彼は信じられない表情をしながらも、自らの顔に何十回も剃刀を滑らせていた。顔の皮がびろびろと削がれ血まみれの顔で、ゲッゲッゲッと狂ったように笑う。
アマーロ達がすれ違った後ろで、叫び声と共に濡れた音をさせ何かが床に落ちるのを聞いた。
人々は恐怖に募り、叫び、走り、逃げようとする。
呆気なく捕まる者に、待つのは限りない痛み。簡単に死ねない苦しみ。


「あ………あっ…………ッ、あぁあああ!」


手術台の上で医師は患者の腹の中をぐちゃぐちゃと掻き回していた。
メスが突き立てられる度に、診療台に叩き付ける音が響く度に、ビクビク動く手足。
医師の背後で看護士は互いの両目をほじくり出しながら、かん高く笑っていた。

男二人がトイレに逃げ出した女の足を掴み、叫びながら病室へ引き摺っていく。
閉じられた扉。中から悲鳴が聞こえた。
虚ろな目をした老人が己の妻の頭を掴み何十回も壁に叩き付ける。顔の原型は、既にない。


絞殺。
ずたずたに切り裂き、八つ裂きにする。
泣き声、叫び声の調子に合わせて振り上げる鋏、メス、先の尖ったペン、杖。

ほじくりだされる目。
壁に止められた何十枚の舌。手足を歪な形で曲げたまま、腹の皮をめくられ、肋骨と中身の露出した死体。
ベッドの上に裸で剥かれた女。
赤黒い血を口から滴らせた首は、乳房の上に置かれ、黒髪は不気味に床に広がる。

仰向けになった死体は何十体も、いたる所に倒れている。

見ないようにしても、嫌でも目に入る。
頭がおかしくなりそうだった。

(そんな………!そんな…っ)

アマーロは叫びたかった。大声で叫びたかった。

だが、必死に唇を噛んで悲鳴を飲み込む。



助けられない…。
今真横にすれ違う今まさに殺されようとされてる人達を。
自分達が見つかってしまうから。

(ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさいッッ!!)

声を出さず泣きながら、ただリゾットの腕に顔を埋めるしか出来なかった。







やがて守衛室に着く。そこにいた、いつも朗らかな笑顔をしていた老人は既に死んでいた。

リゾットは部屋に置かれてた監視カメラを破壊すると、鍵の束を見つけ出し、一旦それをアマーロに持たせると、病院中の様子が分かるモニターから、スタンドの本体を探す。

逃げ惑う人々。
再び起き上がり、尋常でない速さで走りながら背後から襲いかかる大勢の死体達。

誰も外へ逃げ切れた者は、一人としていない。
相変わらず凄まじいスピードで能力が広がる。
最後の一人も、たった今画面の向こうで殺されるのを目にし、リゾットは画面から目を離した。

(…姿が…ない。
おかしい、ヤツは、この眺めを喜んで見物する筈だ)


そう違和感を感じながらも、本体の場所が分からないならば、まずはアマーロを逃がさねばならない。

リゾットはそう思い、アマーロを再び抱き抱えて出口へと向かった。




アマーロを側に立たせると、リゾットは地面に片足をつけ、両手を地につけ、ざらりと円状に腕を動かす。

「『メタリカ』」

その下からパキパキと音をさせ、浮かび上がる作り出した何十本のナイフ。

立ち上がりながら、右の握った拳を開く動作をすると、刃物は突風のごとき早さで、入口前をたむろしていた十人の死人達の身体に突き刺さる。

地面に両手両足を縫い付けられながらも、無理矢理起き上がろうとする彼等。

それを冷たい目をしたリゾットが指をすっと真横に動かすと、指の動きに合わせてナイフが真横に滑り出し、バキバキと骨を割る音をさせて全員の首と手足、指の関節一本一本までを完璧に切断し、頭に刺さったナイフを更に深くえぐり込ませ脳を破壊する。

そうして漸く動きの止まった死体。

いつでも対応出来るよう警戒しながら、扉へ二人で歩く。


固く閉じられた扉。
そこにナイフで打ち付けられた紙があった。

リゾットはそれを取り、中に書かれたメッセージを読む。

そこには
『逃げるな。お前個人の恨みだ。
お前がここから出れば、死体達も出す。お前の連れも殺す』
と書かれていた。
それを目にすると、グシャリと握り潰し、覚悟を決め、益々目付きを鋭くする。


「リゾットさん…………ッ」

紙を見てなくともリゾットの何かを思い詰めた様子にまさかと思い、アマーロは恐る恐るリゾットの名を呼ぶ。

リゾットはアマーロの視線に合わせてしゃがむと、その肩に両手を置き、こう言った。

「いいか…、お前だけ先に逃げろ。

すぐにホルマジオに…俺の仲間に電話をかけて、迎えに来て貰え。番号はここに書いた。
電話はこの先のバールで借りろ。お父さんと行き違いになったとでも言うんだ」

その言葉にアマーロは嫌だと頭を強く振って拒否する。

「駄目だよ!!…どうしてッ、一緒に逃げなきゃ!」

頭に残る予知。
リゾットの死を思い出す。
死の道が確実に近寄るのを実感する。


「駄目だ。俺はここに残って『死体』を全て始末せねばならない

こいつらはな…『サイコパシー・レッド』、この敵の能力は人体を操る。
器になる身体さえあればいい。
有り体に言えば、生ける死者も作り出せるんだ。

生ける死者は仲間を増やせる。際限なく鼠算より早く。
今は敵の考えで中にいるが、奴等が外へ出てしまえば、もう…手に負えなくなるだろう」

「でもっ!でも………あんなに沢山!何百人もいるんだよ!!いくらリゾットさんが強くても…無茶だよ!
死んじゃう!!


嫌だ!絶対嫌だ!

さっき言ったよね!!?側にいてくれるって!
行かないで!!」

そう泣きながら、離れまいと首に腕を回して抱き着くアマーロ。

それにリゾットは悲しそうに首を振ると、アマーロの耳元に小さく呟いた。

「…すまない。それは果たせそうにない…。

俺がケジメをつけねばならない。
何より俺個人の問題なんだ。
俺が以前馬鹿な哀れみで、アイツを一気に殺さなかったから起きてしまった……俺のせいだ。
始末をつけねばならない。
奴もそれを望んでる…。








……行け」

そうしてリゾットはゆっくり有無を言わさずアマーロの両手を引き剥がす。
「イヤ!嫌だ!やめて!」
泣きわめく彼女を無理矢理扉の外へ押し出すと、すぐに閉じてしまった。


「リゾットさん!!!!リゾットさん!!!」


重い鉄の扉を叩いても返事がしない。

急にアマーロの前に浮かび上がった錠前と鍵。

まさかと思い、鍵に手を伸ばしても、強力な力にすぐ抜け出されてしまう。

扉にかかる強固な錠前。
そこに更に鎖がかかり、鍵がガチャリと回転し鍵をかけてしまう音。

そして鍵は高い扉を飛んでいき、壁向こうのリゾットのいるであろう元へ消えてしまった。


遠くで、病院のガラス戸を開けて、再び閉める音が聞こえる。

行ってしまった事を理解する。





「………リゾットさん……………ッ!」





座り込んで、ぽたぽたと涙を流す。

何も出来ないのか、リゾットが死ぬのを…何も出来ないのか。

生物には一撃で仕留められるメタリカは、死体には効かない。
一体一体破壊せねばならないのを。

彼が、メタリカが近距離パワーのスタンドと直接闘うにはあまりに不向きなスタンドだというのも。

あのビジョンで知ってしまった。







このまま彼を、

ようやく少しずつ表情が現れて、心を許し始めたリゾットを、

大好きな彼を、おめおめと失ってしまうのか?




















…否。
そうではなかった。








…チャリ。アマーロの手から現れたのは、鍵。



「このまま…、死なせない……。

…貴方を」


先程リゾットが一旦アマーロに鍵を預けた時。


その時、彼女はこっそりと2×4の力で増やして隠し持っていたのだ。





このまま自分が中に入っても足手まといになるだけなのは解っていた。

そして一般人に助けを求めても、姿が見えないスタンドを前に無力だというのも。


本当は迷惑をかけたくないけれど、あの予知の悪夢に死ぬ姿が見えなかったから、今回は死なないと確信していた。



バール。
すぐ近くにある筈の。

そこへふらつく身体に鞭を打って走る。


かけるべき相手は決まっていた。










「待っててリゾットさん………!!


一人で、戦わせないっ。死なせない…!」

何度も頭の中でリゾットの名を呼びながら、アマーロはバールへ飛び込んだ。


「電話…電話を…かして!」
そう言って。










…ホルマジオと、プロシュートを呼ぶ為に。

























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何か微妙な内容ですみません。
とりあえずリーダーと相性の悪いスタンドは死体や無機物だって某ジョジョ本で読んだので、敵スタンドはこんなんになりました。

サイコパシー・レッドは、ソ連の児童連続殺人犯チカチーロをテーマにしたスレイヤーの凶悪ソングが元ネタ。
石鹸箱うんぬんって言葉は、これはアメリカの某シリアルキラーが口にした妄想をそのままお借りしました。



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管理人、正直これ放り出そうかと最近本気で思ってたんですが、おかげさまでこれを書けました。


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