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『初対面』
※数巡後か平行世界の暗チ+その他ごちゃ混ぜ。
ほぼ会話、キャラ崩壊注意!




【人物紹介】

リゾット
→便利屋兼お仕置き屋『Tredimento(トラディメント)』の所長。
※トラディメントはイタリア語で『裏切り』の意味。
仕事は出来るが、無表情に反してお人好しでド天然な性格のせいで変な金にならない依頼ばかり引き受けてくる。
アマーロ愛してる。
ディアボロには容赦せん。


兄貴→副所長。
麗しい見た目に反して根性があり優秀で依頼もガンガン解決する、リゾットをサポートし金をジャンジャカ稼ぐ。
完璧超人。
超モテ男。
だが、乱暴者。
目的の為には手段を選ばず、怒り狂った彼の通った道にはペンペン草も生えない。
リゾットといちゃつくなアマーロ。
メローネ、ブッ殺した。リゾットいつか埋めてやる。ペッシ頑張れテメェはやれば出来る!


アマーロ→兄貴にお弁当を届けようと内緒で職場に行き、リゾットに会う。
互いに一目惚れで、長年連れ添った老夫婦のようにラブラブになる。
思い込んだら一筋!意外と拳が重くて痛いのは兄貴譲り。
リゾット大好き、お兄ちゃん怖いけど大好き、ペッシ君がんばれ!メローネいなくなればいいのに。

ペッシ
→見習いのアルバイトその1兼兄貴のサンドバッグ。
おまぬけをかます事があり兄貴にボコられるが、付き合いがよくて素朴ないいヤツ。
イルーゾォと同じくらい苦労人。


メローネ→見習いアルバイトその2。
我らが歩く21禁男。
盗撮追跡待ち伏せが得意。
リーダーと夢主と3Pやりたいなど最低発言を口にし、しょっちゅうリゾットにボコボコにされる。



ディアボロ
→いつも殺される。やたら死ぬ。
容赦された事はちっともない。





『Let's Go!』

































『いいか、絶対…絶対に!オレの職場に来るんじゃねえぞ!野郎ばかりで危ないからな!』


「…お兄ちゃんはああ言ったけど、お弁当届けたいな……。

おやつにスルメと奮発して干し貝柱も買ったし、許してくれるよね、きっと!

あ、ここかな?」



ガチャ



「Heyyyyy! アンマリだぁああああああ!!リーダぁー!カメラ刺すなんてぇええアぁあンマリだぁあーー!
自分の尻の穴なんかみたくねぇーー!
ちょっと盗撮しただけなのにぃいいい!
あっ君!そこの可憐なスイートハァニィイー!オレを癒して!お尻舐めてぇ!」

「き…………きゃああああああ変態ー!!お尻突きだしたまま来ないでぇーーー!!」






ードンッ!





「あ、ごめんなさ………………………いッ!!?」




「ああ、すまないな。俺こそよく見てなかった………………………………」



ジーっ。



ポッ。










「あのっ…………………私アマーロって言います。
プロシュートの妹です!お兄ちゃんがいつもお世話になってます!

あの………こんな事迷惑かもしれないけど…………す…好きです!

初めて会った気がしないんですっ、一目惚れなんですっ。


それで、よかったら…いつか、

お嫁さんにして下さい!」


『嫁にしてくれ』
初対面からそんなぶっ飛んだ告白されたら、普通ならややヒくもんだ。

だがこの白い髪に紅い目のきらめく美少女に顔を赤らめながら言われて、嬉しくない訳がない。

それに少女を見た瞬間に頭がイカれちまったのは、この朴念仁の無表情男も同じだった。


「………………………………ああ…。お前が望むなら…」

なので、コクッとうなずく。
それにパァアアと笑顔になる少女。
ますます悪い気がしなかった。

「………ほんとっ!?
ほんとに?」


「どうやら俺もお前に『一目惚れ』…らしい」

頬に手をあて、囁く耳元。
滑らかで艶やかなビターチョコレート低音ボイスに、アマーロは嬉しくて飛び上がる思いになった。



「幸せ……っ」






ギュッ。

抱き合う二人。

たとえメイドインヘブン大暴走で何巡しても、多分何十回もくっつく筈。







「Hey!そこのバカップル!ヤるなら人前で公開プレイがいいと思うぜ!そこのロッカーに玩具もいっぱい入ってるから使うといい!
デスクで事をおよぶと興奮するぜ!超オレのおすすめ!!
見物人はこのオレ「下衆が…ッ、メタリカッ」……………ぎょええええええ!!!!尻から剃刀噴射ぁああ!?尻が爆発ぅうう!?リゾット・ネエロは容赦しねぇ〜〜〜っ!!!!」




「すまないな……………」

「リゾットさん…………ありがと……怖かった……」

「泣くな…もう大丈夫だ………」


そして涙をぬぐい、見詰めあった二人が自然と顔を近付け合ったその時…………








「……あっ、兄貴ィイ!どうしたんだよぉ急に走り出して!!
待ってくだせぇーーーー」






バぁあああン!!


「オレは許さねぇからなぁあああああああ!!!!」

ぶち破られたドア!一応鉄製の筈だが!
怒りにブチきれる兄貴の登場だ!


「キャアアアアお兄ちゃーーーんッ」

「このイカ墨野郎が!!妹に近づくんじゃねぇ!墨臭くなるだろうが!!

アマーロ!!オメェも何で来たんだよ!!
来るなっつったろ!!
物静かなのが好きっつったから嫌な予感がしてたんだがやっぱりな!
だから来て欲しくなかったんだッ!!」


飛び交う椅子やテーブル、様々なもの。やたら先端が尖ってるものばかり!
机は一応数10kgある筈だが。



「嫉妬は醜いな、プロシュート…」


だが大量の投げ道具にも全てかわし、アマーロをお姫様抱っこをするリゾット。

「リゾットさん……っ」

アマーロが信じてリゾットにぎゅっと抱きつくのに、かすかに笑みをこぼすと唇に軽くキスを落とす。

「…逃げるぞ。昼飯を食いにいこう。
どこか行きたい場所はあるか?」

「うんっ。
私やたら名前の長いメニューのお店に行きたい!」

そしてリゾットはアマーロを抱いたまま兄貴が破壊した窓から飛び降りると、素早くバイクに乗ってアマーロを後ろに載せる。
(アマーロには磁力で引き寄せた予備用ヘルメットを被せてやった)

アマーロはリゾットの広い背中にくっつきながら、
「…そして幸せが訪れる…!」
と嬉しそうに呟いて、にっこり笑う。
本当に幸せそうである。


そうして兄貴の怒鳴り声を背にしながら、二人は幸せいっぱいに走り去っていった。






「テメエ!リゾット!出来婚したら即アルプス山脈に埋めてやるからなぁあああああああ!!!!!!!!

アマーロ!そいつはテメエより12才上なんだッ!!介護に苦労するぞ!!気迷いするな!!
帰ってきやがれぇええーーー!!!!!!」






こうして、兄貴の心配はこの瞬間から始まった。

ペッシは生ゴミという名のメローネの回収に苦労し、壁に飛び散った血痕やらもう…何だかありとあらゆるメローネの液体の掃除に半泣きになったらしい。

兄貴はその後ヤケ酒で泥酔し、腹立ち紛れにスレ違ったピンクのカビ頭に顔面パンチ三十発と延髄蹴りをかましウサを晴らした。

カビ頭は病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
チョコラータ医師は、彼の生態が興味深いと解剖を企んでるらしい。
助手のセッコはカメラの電池を買いに走っていった。

アマーロはリゾットにくっつき、事務所に来て事務仕事を手伝うように。
たまにしてくれる優しいキスと髪を撫でる手が大好きなようだ。

リゾットはアマーロを溺愛して、無言ながらも幸せそうで、疲れた時に肩をもんでもらうのが楽しみになったらしい。


ついでにメローネの尻は三日で治った。
誰も看病はしなかった。










『To be continued? 』













【ミニあとがき】


以前からモヤモヤ浮かんでたネタを形にしてみました。
暗チは暗殺じゃなくて便利屋みたいな事をやってます。
護チは探偵事務所。
ブチャさんとリーダーはお茶のみ友達。

殺伐しない平和でお馬鹿な一巡後で、他の部のキャラも絡めてけたらなと思います。
気が向いたら書く予定なので、更新は不定期かも。



2013.9.26(木)

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あきゅろす。
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