Voglio conoscerti piu'. ピンポーン。 インターホンを鳴らすと、ママンの声。 「あ、##name1##です。遊びに来ちゃいました」 「あら、##name1##ちゃん?久しぶりじゃない。さぁ、上がって上がって」 突然の訪問にも関わらず、ニコニコと中に入れてくれた。 さすがママン、素敵! あたしは、沢田綱吉の幼馴染。 時々、ツナの家に遊びに来てる。 ママンの手伝いとか、ランボやイーピンの遊び相手とか、リボーンとお話したりとか。 この家は、とても居心地がいい。 「ママン、ツナは?」 「2階だと思うわ。あとで飲み物持って行くわね」 「ありがと、ママン」 「ふふ、どういたしまして」 ママンの笑顔は、見てて癒されるなぁ…。 なんて、幸せな気持ちで階段を上っていると、上の方から騒がしい声が。 「コラ!ランボ!!大人しくしろって!」 「嫌だもんね〜。ランボさん、ツナの言うことなんて聞かないもんね」 「うるさいぞ」 「リボーン!ちねーっ!」 ドーン! ピュー… 「あぁ!玉が階段の方に!!」 「…え?」 ボンッ。 頭上で、爆発した。 周りが煙だらけ。 呆然としてたら、煙が晴れてきて、代わりに現れたのは、外国人の男性だった。 「…な!?え!?は!?」 「…ん?##name1##…だよな?」 あたしは、ベットに仰向けに寝ていて、外国人男性はあたしに覆いかぶさっている。 「ちょ、貴方誰なんですか?てか、この体勢、なんとかなりませんか?」 「お、わりぃ」 ふっと笑って、あたしの上からどいてくれた。 そのとき、ちょっときゅんってした。 だって、よく見たら格好良いし! 髪とか、金髪でふわっとしてて、触ったら気持ち良さそうだし! 肌も綺麗で、白いなぁ…。 服着てるからよくわからないけど、たぶん、ちゃんと筋肉もついてると思う。 やばい、今更ながらドキドキしてきた。 なんて、悠長なこと考えてる場合じゃないって! ここ、どこなんだろう? 「えっと…」 「あ、俺はディーノだ。お前は…##name1##だよな?」 「あ、はい。けど、何でそれを?」 「それは、内緒だ」 ニコリと笑って、人差し指を唇に当てるディーノさん。 なんですかその可愛い仕草は! 「あ、じゃあ…此処は何処ですか?」 「10年後の世界だ」 「10年後!?」 あ、そういえば、ランボが持ってたっけ、10年バズーカってやつ。 確か、10年後の自分と入れ替わるんだよね。 ひょっとして、頭上で爆発したのって…10年バズーカの玉? 「事情が飲み込めてきたみたいだな」 「なんとなく」 「そりゃ良かった。まぁ5分経ったら戻れるから、安心していいと思うぜ。な?」 そう言われて、頭を撫でられる。 大きくて、温かい手だなぁ…。 「あの、1つ聞いてもいいですか?」 「ん?」 「ディーノさんは…あたしと、どういう関係なんですか?」 やっぱ、気になるもんは気になる! ベットで一緒に寝てるみたいだから…たぶん、特別な関係なんだろとは思うけど。 「そうだなぁ…」 そう言って、あたしの左手を取って。 ニコッと笑い、薬指にキスをした。 「この指に指輪をはめる関係…だと思うぜ」 耳まで真っ赤になったのが、自分でもわかった。 で、気が付いたら、ツナの家の階段。 「あ、大丈夫、##name1##?怪我無い?」 「…あ、うん。大丈夫」 「よかったー!10年後の##name1##がいたから、びっくりしたよ」 苦笑して言うツナ。 あ、10年後のあたしはこっちにいたんだもんね。 どんな人だったんだろう…ちょっと、気になるかも。 「ツッ君?お客さん来てるわよ」 ママンに呼ばれて、ツナと一緒に1階に下りると、そこには。 「よぉ、ツナ。元気にしてたか?」 「ディーノさん!」 ツナが嬉しそうに声を上げる。 10年後、あたしと一緒にいた、あの外国人は…この人だ。 「お?ツナの友達か?」 「あ…##name1##です」 「俺は、ディーノだ。よろしくな!」 end.(2010,3,24) ・・・・・・・・・・ 梨乃様に捧げた相互記念作品です。 ハッピーエンド=ウェディングエンド、と勝手に解釈した星原による暴走作品と言っても過言じゃない...(← 題名はイタリア語で、発音は“ヴォーリオ コノシェルティ ピウ”。 意味は、“君のこと、もっと知りたいな”。 こんな星原ですが、梨乃様にこれからもべったりついていきますので、よろしくお願いします(笑) [戻る] |