◆年の終わりの誕生日/千歳千里
「じゃあ、部活の後によろしくね!」
小「名前さんの頼みだし、もちろんOKよ♪ね、ユウくん!」
ユ「ああ、かまわんで」
「アリガト!それじゃ、蔵ノ介達にも伝えといてね」
小・ユ「OK牧場♪」
蔵「よし。今日の部活はここまで!」
金「終わった終わった〜!早くやろうで、パー…」
小「金太郎さん!それ以上言ったらあきまへんで!」
金「あ!そうやった」
ユ「楽しみなのはわかるけど抑えてーな」
金「わかった♪」
千「ん?なんの話ばしよっと?」
金「千歳は聞いたらあかん話しやで!」
千「?」
謙「金ちゃんが話さんならええことや。千歳、お前は俺らがええて言うまで、部室には入らんといてな」
千「どういうことたいね?」
光「先輩には内緒の話」
銀「うむ」
千「??」
蔵「そういうことやから、待っといてな」
千「……?」
みんなして俺に内緒って、どがんかしたとかね…?
「千歳ー!」
千「名前。みんなどがんかしたと?」
「べつにどうもしてないよ。ちょっと準備があるだけ」
千「準備?」
「うん、ちょっと待っててね」
千「…わかったたい」
しかし、みんなしてなにしとるのか気になるたいね…。
ユ「名前、そろそろええで」
「あ、できた?千歳、いいみたい」
千「よかと?じゃあドア開けるばい」
「いいよ」
千「それじゃ…」
ガチャ
「「千歳、誕生日おめでとうー!!」」
千「…え?」
部室の中はパーティー状態。
みんな、もしかして俺のために…?
「えへへ。どう?驚いた?」
千「ああ…たいぎゃ驚いた」
「みんな大成功〜!」
金「おー!やったやんか〜!」
千「みんな、いつから準備しとったと?」
蔵「計画自体は、一週間前から名前がしてたんや」
千「名前が?」
「実はそうだったりするのよ。けど、実際部室の中をあんなふうにしてくれたのは、小春とユウジなの」
ユ「ちょっと大変やったけどな」
小「成功したからいいのよユウくん!会場を作ったのは私達やけど、名前さんが何もかも考えてたんだから。一番大変やったのは、名前さんよ」
「そんなに大変じゃなかったって。みんなが手伝ってくれたから、出来たんだし」
光「でも先輩が一番頑張ってたやん」
銀「千歳はんのために張り切ってたんや」
千「名前…ありがとうな」
「いや、いいってば!みんなにも言ってあげてよ、千歳!」
千「みんな…今日はありがとう。楽しかったばい」
蔵「礼はいらへん」
謙「俺らも楽しかったし」
金「そーやで千歳!」
「ねえ、みんな。最後にもう一回、千歳に誕生日おめでとうって言おうよ」
ユ「ええで」
小「じゃ、せーので言いましょ♪」
「じゃあ、いくよ…せーの!」
「「千歳!誕生日おめでとう!!」」
千「…ありがとう。みんな」
今年の誕生日は、最高だったばい…。
みんな…本当にありがとうな…。
END
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